老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

PC周辺機器の死:プリンター編

形あるものは必ず壊れることは分かり切っているのですが・・・・・それにしてもこの3ヶ月で女房のノートPC、無線LANルーター、プリンター(正しくはプリンター複合機)、と連続で壊れてしまいました。
今年は車検があったし、介護保険料が年金から差引きが開始されるので、今まで以上に貧乏生活になってしまいました。

もっと楽しい話題にしたかったのですが、今回はプリンターの買換えで迷い悩んだことの愚痴を吐き出したいと思います。
先週のある日、いくつか印刷作業が済んだあと、MP640の操作画面をみたらB200というエラーメッセージが出ていました。
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こいつはヤバイと思ってCANON修理センターに電話したのですが、「MP640の修理パーツはもうありませんので修理不能です」というそっけない返事でした。
仕方がありませんが、6年間と3ヶ月の重労働をこなしてくれたのだから、もうお役御免にしてやるしかありません。
長い間ありがとう、そしてご苦労様でした。
そう言ってコンセントを抜き、抱きしめてやりました。

印刷は日々必要な作業で待ったなしでしたので、従来プリンターCANONMP640が壊れたその日から24時間以内に代替え機種を決め、コジマネットショップにEPSONcolorioEP-808ABを注文しました。

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この機種を選んだ背景を独り言してみます。

まずは、従来機のCANONMP640と、その代替え候補3機種の項目別比較表をご覧ください。

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太い線で囲った部分が私にとっては外せない機能です。
まずはインキ代ですがどの機種も高過ぎるよね~。
れにベーシック機なんだから6色もいらないし、黒が滲まずにしっかり印字できれば良いのですよ。
だから、4色プラス顔料の黒を入れて5色仕様のMP640が凄く気に入っていたし、実際に丸6年間酷使と言って良いほど使いまくりました。
でも、PCが普及し始めてからの歴史の長さとその間の急激な環境変化とPC関連のソフト・ハードの進化を顧みてみれば、私がMP640を使用した6年と3ヶ月の期間は決して短い寿命ではなかったと思います。

代替え機種候補は、6色は目をつぶるとしても、背面給紙機能=手差しによる厚紙や異形用紙への印刷機能は絶対外せません。
MP640にはこれらを高次元でクリアしていましたが、今回候補にした3機種のうち背面手差し給紙機能があるのは2機種だけで、しかも1枚ずつしか給紙できないのです。
しかしEP-808はそれでも厚み0.6mmの用紙にも対応可能です。
つまりA4サイズの厚紙の写真用紙を前面トレイからUターンして折曲げることせずに写真印刷が可能なのです。

もう一つは、プリンタブルCDDVDBDなどのディスク表面へのプリント機能です。
CANONのらくちんCDダイレクトプリントソフトを立ち上げて、PC内の複数の画像を呼びこみ、それらの大きさや向きや色の濃さを調節しながらレイアウトします。
この機能はとても優れていて、文字ボックスに入れた文字も複数をレイアウト可能で、画像を含めてそれぞれをレイヤー機能によって、背面や前面に移動させながらデザインすることができるのです。
出来栄えはこんな感じです。
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私は2年前に死んでしまったのにまだ1階の音楽室に置きっぱなしのCANON PIXUS990i以来ずっとこの「らくちんCDダイレクトプリント」機能になれているので、可能な限りCANONの機種を選びたかったのですが、「背面手差し給紙機能」がないことで購入候補から外しました。
もう一つCANONMG6930を外した理由は、LAN接続が無線しかないからでした。
緊急時には有線LAN接続は必要な機能です。

しかし、結果的に購入したEP-808MG6930と全く逆で、たった1枚ずつですが「背面手差し給紙機能」がある反面、プリンタブルディスクへのレーベルプリント機能が少し劣っているのです。
テンプレなレイアウトがメインで、自由なデザインがしにくいのです。
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簡単さを優先するなら問題ないのかもしれませんが、凝り性の私には物足りないのです。
とは言え妥協できるレベルなのでCANONを捨て、初めてのEPSONcolorioEP-808を選んだわけです。

しかし、複数の家電量販店で現物確認しましたが、汎用の複合機(プリンター・コピー・スキャナー)のハードとしての品質は落ちましたね~。
昔の機種はもっとがっちり作られていました。
具体的に言うと、たとえば、コピーする時に開く上面扉です。
今回壊れて捨てたMP640の扉は開けたまま止まってくれるし、剛性もあり10mm厚みの本などをコピーする場合でも扉のヒンジが膨んでコピーしやすくしてくれます。
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今回候補に選んだ3機種全てが上面扉のヒンジのふくらみ量が小さく、薄くてぺらぺらなので開けた場合に手を離すとそこで止まらずにパタンと閉じてしまいます。
扉が薄くて軽いので壊れることはないのでしょうけど、何となく安っぽく感じてしまいます。

それより、とっても腹立たしいことは、予備で買っていたMP640用の純正インキが使える機種がもう販売を終了していることです。
つまり、使いかけのインキどころか新品の予備インク全てが無駄になってしまうことです。
総額2万円近いでしょうか、もったいない・・・。
近くのノジマでは純正インクを購入する場合に、使い終わった純正のインキを30円で下取りしてくれるので、使えなくなった予備インキはそれ用に使ってしまおうと思っています。

ああ、そう言えば、買換え候補でもうひとつ実売価格が1番安いbrotherDPC-J762Nについて説明していませんでした。
実は、我が家の1階の音楽室にMacOS 9.2.7の古~いG4 Macがあり、インターネットは閲覧不可能ですが、OutlookExpressでメールの授受は可能です。
そして、何よりも使い慣れたクラリスワークスやアップルワークス、Photoshop6.0QuickTime Proが入っているので、私のもう一つの趣味で自慢でもあるデザイン作業の環境には手放せないパソコンです。
そのG4 Macに対応可能な最後のプリンター(複合機ではない)がCANONPIXUS990iでしたが、2年前にインクジェットノズル詰まり+部品無しの為修理不能となった次第です。
やがてはG4 Macも使えなくなってしまうでしょう。
でも、プリンターはもう1台あった方が(合計で2台あった方が)片方が壊れた場合に助かります。
G4 Macでは使えないけど、そう言う意味ではもう1台を買うという選択肢があるので、その機種を今回候補から外したMG69302台目として購入するか?
いやいや、あくまで抑えというかピンチヒッターとして買うのだから、まずは安いことが優先で、ディスクレーベルプリント機能がCANONと同等で、インキが4色で実売価格が安いDPC-J762Nのほうが現実的かも知れません。
何でもそうですが、新しい技術に触れて習得するには新しい機種を買わざるを得ず、年金暮らしのジジイにはつらい今日この頃です。

そう言えば、私の最初のプリンターはALPSMD-4000Jでしたが、あれから20年が経ってしまいました。
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インクリボン式で、4色なので印刷用紙が背面の給紙口を行ったり来たり4往復して重ね印刷する方式でした。
ただ優れていたのは、複合機ではないけど、当時には珍しくスキャナー機能が付いていたことでした。
今度買ったEP-80821年目で5台目です。
20年間でプリンター4台というのは、う~ん・・・普通なんでしょうかね?