新型シエラに乗り換えました
過去19年に渡り、クロカンディーゼル4WDを3台乗り、その後GOLF-5を5年乗った後にTIGUAN (ティグアン)TSI ライストンに8年1ヶ月乗り続けたことは、前回ブログ「Good Bye VWティグアン」で書きました。
①スペアタイヤ(それもテンポラリータイヤではない)が標準装備されているから
③4WDであること
④最低地上高が210mmあること
の4点です。
そもそもSIERRAは普通車なのにその室内空間は軽自動車のJIMNYと同じなので「狭い」「収納性が極端に悪い」のですが、それを補って余りある「運転していて楽しいクルマ」であるという認識を女房ともどもしています。
今回手放したTIGUANTSI ライストンは、BIG HORNやLAND CRUISER PRADOのように後ろにスペアタイヤを背負っていない上、それほど大きな車ではなく、ガソリン4WDで中型の少し背の高いいわゆる都会型RV車でした。
操作性の問題点とは、ATシフトレバーです。
旧型シエラはゲート式ATシフトレバーでこいつが慣れていないのでめんどくさくて嫌でした。
旧型は後部座席を倒してもフルフラットになりませんが、
新型はキッチリフルフラットが可能です。
という訳で、先月=5月27日に我が家にやってきた新型シエラを我々家族になってもらうべく、いろいろ弄り回すことにしました。
まず、せっかくフルフラットになるのだから、物を乗せるときのために「滑りにくい」「見た目がキレイ」「インテリアの樹脂を傷つけない」ラゲッジマットを購入することにしました。
購入したのはHOTFIELDから発売されているJIMNYとSIERRA専用のラゲッジマットです。
後部シートを倒したりおこしたりできるような構造で、7つのパーツに分割されています。
7つのパーツすべての裏側にはマジックシールが貼り付けられていて、その相手方のシールをシエラのラゲッジに位置を合わせて貼り付けるのです。
マジックシールなのでもちろんビリビリと剥がせます。
今回は夫婦二人以外の人を乗せないのが前提ですから、この状態で必要な道具類をラゲッジシートに載せてその上からネットをかけられるようにしました。
メーカーのSUZUKIさんには悪いけど、苗字を「鈴木」と勘違いされるのが嫌なのでこいつも取り除きました。
「オルガン式」は、ペダルのかかと部分が床に固定されており、かかとを中心につま先だけを踏み込んで操作する方式なので微妙なアクセルワークが可能でストレスを感じません。
※写真は私のTIGUANのペダルではなくオルガン式を説明するためにNetにアップされていて画像をお借りしたものです。
これに対し「吊り下げ式」アクセルペダルはかかとを支点にしてつま先部を踏み込んだり離したりすると足裏とペダル表面がずれて滑るような感覚があり安定感にかける気がするのです。
しかし、吊り下げ式アクセルブレーキペダルはコストが安いことが主な理由で大衆車に多く採用されているようですし、そもそもこれは特に大きな問題ではなく、ただ単に私が慣れ親しんだTIGUANのオルガン式からSIERRAの吊り下げ式に変わったことで、当初違和感があっただけなので、使っているうちに慣れてしまうでしょう。
ただ、ペダルのサイズが小さ過ぎる点は不満なので、近日中に大きなサイズの後付けアルミ製ペダルを探して装着しようと思っています。
②助手席側にあるアシストグリップが運転席側に無い上に、後付けもできないのには相当がっかりです。
旧型ジムニーとシエラには後付けが可能だったようですが、新型の運転席側にはそもそも取り付けるためのステー金具が付いてないとのことでした。
ガタゴト道を走る際に運転姿勢を直したりするときにアシストグリップは不可欠なパーツだと思うのですがSUZUKIさんは何を考えて省略したのでしょうかね?
次はタイヤについての考察です。
このタイヤのせいだけではなく、ステアリングがTIGUANはラック&ピニオンなのに対しSIERRAはボールナットであること、そしてTIGUANはFFベースではあるが常時4WDなのに対しSIERRAは通常FRの後二輪駆動ですが、トランスファーレバー操作で2Hから4Hにシフトすることにより通常はフリー状態の前輪のハブロック+駆動開始というパートタイム式4WDであることが大きな原因で走行感覚は全く違います。
SIERRAのボールナットステアリングもBIG HORN イルムシャーと同じで、そのモア~っとした操舵感は直進性能にはマイナスに働きますが、そもそも古希間近な私にとってはスピードを出すつもりがないので特に問題はありません。
スピードは出しませんから常時4WDでなくても構わないけど、降雪時・積雪時での脱出性能はセンターデフが無いパートタイム式4WDの威力は抜群ですし、台風などによる道路冠水時も最低地上高が210mmであることが優位に働いてくれるでしょう。
最後にハードとしてのクルマ本体とこれを販売しメンテナンスを受け持つディーラーについての考察です。
ゴルフ5の時は90対10でした。
TIGUANの時は45対55でした。
何を言いたいかというと、どんなに欲しいクルマでもそれを販売するディーラーと担当営業マンの資質が悪いと買いたくないし、逆にあまり魅力的でないので特に欲しいクルマではないがディーラーがしっかりしていて営業マンの知識や誠意が素晴らしいと、特にクルマ選びにこだわらないならこのディーラーでクルマを買いたいと思う心理の違いです。
ゴルフ5については気持ちとしては50対5という感じでしょうか。
ディーラー力+営業マン力が5とは低すぎると思うでしょうが、それでも自宅から近いディーラーからSIERRAを買いたかったからです。
はっきり言えば、SIERRAのメンテナンスは、可能ならT社かV社にお願いしたいくらいです。
いくつかエピソードはありますが、一つだけ例をあげます。
SIERRAはスマートキーのためプッシュボタンでエンジンスタートしますが、ナビで行き先登録する際に時間がかかるからエンジンをかけずに電源だけ入れる方法を教えて欲しいと伝えたら、その営業マンは「スマートキーを採用しているわが社のクルマは全てその操作ができません!」と言い切りましたよ!?
ホントにびっくりしました。
つまりナビ操作だけでなく、停車中の車内でテレビを見たりラジオを聞いたりオーディオを聴いたりするときはエンジンかけっぱなしにしなければいけないというのです。
そんな馬鹿な!
結果として自分で試行錯誤してやり方見つけました。
要するに、ギヤがパーキングになっている状態で、ブレーキを踏まずにエンジンスタートボタンを押せば、エンジンはかかりませんが電源だけは入るのです。
私は最近までキーを差し込んでひねることでエンジンスタートするクルマしか知らなかったのですが、新しい技術を知っているはずの営業マンがそれを知らないということが不満と言うよりビックリです。
知らないならメカ担当か所長に聞いてくれと言いましたが「いや誰に聞いても同じですよ」と聞きもしませんでした。
この他にもいくつか同じやり取りがあり、がっかりすることが積み重なっている現状です。
SIERRAを買ったディーラーに対する私の評価が100%案分で、クルマ95対ディーラー5なのがお分かりだと思います。
ディーラーの君たち若いんだからもう少し勉強しろよ~
それとも私を何も知らないジジイだと思ってバカにしているのか?
君たちこそユーザーにバカにされるよ!