老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

八王子トリックアート美術館訪問記

ふと思いついて、女房と八王子のトリックアート美術館に行ってきました。
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ヒルナンデスなどのTVバラエティ番組で何度も見ていて知ってはいたのですが、もう一つ興味がわかなかったので、行ったのは今回が初めてでした。

受付の担当女性は日本人でしたが、その後少しの間付き添いながら説明してくれた女性は明らかに中国の方でした。
「あぁ、ガイドしてくれるんですね」と言ったら、彼女は「え?、が、かいと・・?」とけげんな顔をしたのです。
そうか、彼女たちは事前に練習した「説明文言」は日本語でしっかり暗記していましたが、客からの想定外のリアクション(特に英語)には対応できないんだと言うことをこのあとのいくつかの場面で経験しました。

動画も撮影したのですが今回は画像だけでリビューしてみます。
大雑把に分けて、「絵画系=ややだまし絵系」と「三次元空間系」があります。
代表的と言うか、私が気に入ったものだけをいくつかご紹介してみましょう。
まず「絵画系=ややだまし絵系」です。
私が腰かけている椅子は実は壁画で、私は背中を壁につけて腹筋で座ったふりをしているだけです(女房に、「疲れるから早く撮れよ!」と急き立てました)。
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   この猫も、
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この急須も全て壁画で、私はその絵に合わせて手を添えているだけです。
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これは少し大きな床絵に寝転んで撮った写真です。
それっぽく写っていますよね。
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想定外でびっくりしたのは、帰りがけに男性用トイレで用を足したあと出ようと思って出口ドアに向かった時でした。
なんと、女性がドアを開けて覗いているではありませんか
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「あッ!俺、間違えたか」、そう言えば入った時の壁のタイルがピンク色だった・・・。
でも、よく見るとこいつもドアと壁に書かれた「絵」だったのです。
0.5秒くらいびっくりしました。
ピンク色のタイル壁はその伏線だったのでしょう(汗)。

そのほかにもたくさんあったのですが、いわゆる「だまし絵」ではなく人間の眼の「盲点」を利用したこんなものもありました。
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現物だけではなく、撮影した写真を見てもその効果があるのですが、模様の中のある9個の黒い点の一つをまっすぐ見ると、まわりのいくつかの点が消えて9個じゃなくなるのです。

もう一つのカテゴリーは「三次元空間系」です。
この部屋に入った途端めまいがしてまっすぐ立てなくなりました。
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そうです、この部屋全体が向かって左側に4度ほど傾いているのです。
左隅にあるカウチに座ると簡単には立てなくなってしまうのが面白かったです。

そして次の部屋ですが、なんだ この部屋は
鏡以外に何か他に仕掛けがあるのかな?と思いながら部屋に入ったら、
「あれ俺が鏡に映らないぞ」。
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実はこの部屋の壁は鏡のようですが、同じ家具と模様を鏡で見たように反対側にもう一つ部屋を作って並べた空間だったのです。
こんなこと良く考えますよね~感心しますよ、まったく。

圧巻はこの部屋です。
どうなっているのかはご想像下さい。
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自分では面白くない仕掛けに思えますが、見る方からすればびっくりだし不思議な現象に思えます。

そして最後はこの部屋です。
これは実は動画撮影したのですが、3つの画像にしてお見せすることにしました。
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画面右から左へ歩いて行くと私がだんだん小さくなるのです。
この部屋は、テレビなどで紹介されたトリックアート美術館で最も面白いアトラクションの一つです。

美術館での正味滞在時間は1時間半でしたので、大人入場料金1100円(割引クーポン200円引き後)はまあまあだったと思います。
この日は快晴にもかかわらず、ウィークデイだったせいか開館と同時に入館した割には結構空いていました。
それでも周りの有料駐車場はすぐに満杯になった理由は、目の前に高尾山口駅があり、そこからケーブルカーで高尾山に登る人たちで混雑していたからでした。

残念なのは、美術館内部にも高尾山口駅周辺でも買う気が起きるような魅力的なお土産がなかったことです。
仕方ないからそのまま帰宅する途中で、お気に入りの回転寿司屋(実際は注文してその都度握ってくれる)魚屋路で寿司を食べて帰りました。
晴れて暖かな日だったし、まあまあ楽しい日帰りドライヴでした。