老・四弦奏者の六弦楽器たち その3
リビングルームでテレビ見ながらギターを弾くと、「弾くか観るかどっちかにして!」と女房によく叱られます。
そこでサイレントギターの需要が喚起されたのでした。
9年前、横浜のYAMAHAで、展示品にキズがある弱みに付け込んで、4万7千5百円で手に入れました。安!
ボディは「肉抜き」されているのでエラく軽いが、ストラップかけて立って弾いてもバランスが良く非常に満足です。そういえば2009年の当時の勤務先パーティでクリスマスソングメドレーをこのギターで演奏したことを思い出しました。
裏から見ると、機械部分がプラスチック樹脂ケースに覆われていて、少々安っぽい。
驚くのは、外部のLine 入力端子(ミニフォーンジャック)もついていて、CDやミュージックプレーヤーをつないでアンサンブルごっこができるのです。
ヘッドデザインは少しダサいが、ボディが軽い分、ヘッドも軽くせざるを得ないのでこんなもんでしょう。
ペグは信頼のゴトー製です。弦はElixir の Extra Light を張っています。
安価なギターですが、私のお気に入りなので手放す予定はありません。
孫が成長して、ギターが弾けるようになって「欲しい」と言ってきたら躊躇なく譲りますがね
このほかに、楽器店をうろついていて、衝動買いしたペットギターがあります。
APXT-1Aは、弦長が600mmのショートスケールで、むしろエレクトリックトラベルギターという位置付けでしょう。ボディは、樹脂製の厚みの薄いホローボディで、生音では聴くに堪えませんが、サイレントギターより大きな音がします。
最大の欠点は、ボディが軽過ぎてヘッドが垂れてしまうことで、演奏性は最悪です。
また、ネックとヘッドは継ぎ足しタイプですが、ネックの途中で継ぎ足されていて最低な手抜きジョイントです。
これではいくら内部にトラスロッドが内蔵されていても、強度やサスティン効果も劣っているでしょう。
じゃ、私はなぜ買ったんでしょうね?
たぶんペットとして可愛いと思ってしまったんでしょう。衝動買いもいいところでした。
APXT-1Aの左側は、インターネットで見つけたルーマニア製のHORAトラベルギターです。今では9千数百円で国内楽器店で買えますが、私は8年前にスイス人2世の甥っこに頼んでルーマニアから直接購入しました。
実はナイロン弦仕様も、楽器としては使えません。録音など全く使う気ありません。
じゃ、私はなぜ買ったんでしょうね?
たぶんペットとして可愛いと思ってしまったんでしょう。衝動買いもいいところでした。
やはり、楽器はある程度価格の高いもので、スケールもスタンダードなものでないと演奏には使えないという学習をした次第です。