老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

多重録音の近代化作品、デジタルとアナログのコラボ

久しぶりの多重録音ネタです。
前回の「猫ふんじゃった・・」は、あまりに演奏が雑で、作品としてはお粗末でしたが、今回は、もう少しましで、お耳に耐えられる作品のつもりです。
そもそもこのブログでは、録音の楽しさを伝えたいという気持ちから、大昔の自作曲を演奏し、歌って録音したものをご披露するという内容なのです。
今回の作品も、録音機材は、現在のデジタル録音機器ではなく、カセットテープレコーダーやオープンリールテープレコーダーが主力の時代の中で、それでも当時の最先端であった4トラック4チャンネルマルチトラックレコーダーを使ってアナログ録音したものです。
今回ご紹介する作品は、私たちMadKnight & his staffsが20代から30代前半のころのものに比べて、使用楽器類も、演奏テクも、録音技術も、それぞれ少しレベルアップしています。
デジタル楽器である電子キーボードと、アナログ楽器のギター、ベース、パーカッション類による「やんま」一人演奏のワンマン・アンサンブル作品で、歌なしです。
是非、ご視聴ください。
30代半ばころは、MadKnight & his staffs の二人は、それぞれが既に家庭を持っていて、二人以上の子供の親となっており、年齢的に、会社員としても一家の主人としても忙しい時期を迎えていました。
もう若いころのように、休みのたびに二人だけで楽曲制作録音作業をする、などというマイナーな趣味に時間を使える環境ではなかったのです。
しかたがないので、新しいギターを買ったり、ハンディパーカッションやミニシンセサイザーを買ったりして、一人遊びしていました。
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そして40代半ばになったころ、「りんご」から「究極の九曲」という9曲入りのカセットテープが送られてきました。
「りんご」がシンセサイザーだけを使って多重録音したオリジナルナンバーでした。
今回この投稿にリンクを張ったYouTube楽曲動画「カーニバルの後で」は、そのアンサーソングとして「やんま」が久しぶりに作ったオリジナル作品です。
それでも、今から20余年前の出来事でした。
 
1、YAMAHA電子キーボードで、核になるリズムとベースラインを作曲してプログラム
2、メロディラインを、電子キーボードの音色を、何回か変えて重ね録音
3、ガットギターをマイクで重ね録り
4、エレクトリックギターで、イントロのソロと中間でのリズムカッティングを重ね録り
5、ベースを、イントロとエンディングでチョッパー弾きして重ね録り
6、電子キーボード内蔵の打楽器音と、アナログパーカッション類をいくつか重ね録り
という、手の込んだ、めんどくさい作業をしました。
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録音機材は、まだHDDのM.T.R(マルチトラックレコーダー)入手前でしたので、TEACの4チャンネルマルチトラックレコーダーと、AKAIの2トラックレコーダーを使って重ねたり、ピンポンしたりして録音しました。
8時間くらいかかった記憶があります。2日に分けて録音してから完成させました。
ギターの運指は、聴いていてわかるように少したどたどしいのですが、メロディラインとか、曲の構成とかはお洒落にできていると思いますし、自信作でもあります。
 
でもやはり、詞があってこそ、伝えられるものが伝わるような気がして、今でも歌いながら演奏することを続けていきたい気持ちは、決して消えることはありません。
たとえ、その詞が「りんご」の超・女々しい内容であってもです。
近日中に、その「りんごの女々しい詞」で始まった、MadKnight & his staffs としての記念すべき公式録音第一作目をYouTubeにアップし、当ブログでもご紹介したいと考えております。
それはそれはとてつもなく大昔の、私が大学卒業した年の録音作品で、40年以上前の楽曲です。
例によって、「やんま」の素人丸出し裸声ボーカルをごまかすための「お化粧」を施し、さらに「りんご」の手によるハイテク動画とコメントを付加するための準備中です。
誰も聴いちゃくれないでしょうが、お楽しみに。