老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

音楽と関係ない話・VW GOLF-7試乗しました

いやあ、今度のゴルフはすごい!
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こんなの出されては、Cセグメント国産車全てがかすんでしまいます。
少し言い過ぎでしょうかね?
でも、私はVWの社員でもないし、P.Rの謝礼などはもらってはいません。
 
私は、2007年から2011年まで、4年間GOLF-V(5)の1.4L GTに乗っていました。
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この時代に、1.4Lで170馬力、トルク値24.5kgm なんて言うのは、たとえターボ付きでもあり得なかったのです。なんで、1.4LでGTなんだよ?って思いました。
でも、スペック通り、いや、スペック以上の性能で、当時の私はこのGOLF-Vに恋してしまいました。
今では流行りでないのか、ほとんどの車ではつかなくなってしまった仕様ですが、このGOLF-Vにはサイドドアプロテクトモールがついていて、スーパーなどの駐車場で、隣の車にドアをぶつけられても安心でした。
GOLF-Vの最大の欠点は、私の勝手な判断ですが、燃費が前評判ほど良くはないことでした。
高速道路半分、一般道半分という環境での実燃費は、満タン法で9.5km/Lでした。
それと、最低地上高が120mmと低すぎることでした。
今までクロカン4WDでは、走行中に他車からあおられたりすることがなかったのに、GOLFに乗ってからは、あおられたり、駐車場のタイヤ止めにバンパーの下部をこすったり、かつてない嫌な経験をしました。
背が高く、大きなクロスカントリー型4WD車に、19年間、約52.5万km乗っていた私にとっては、GOLFのような背の低い小型車は性に合わなかったようです。
 
この後に発売されたGOLF-6は、モデルチェンジと言いながらも、内容はビッグマイナーチェンジと揶揄されていました。
私も1回試乗しましたが、1.4Lのハイラインは、たしかに大幅に性能アップされていて、足回りがしっかりし、乗り心地は5とは別世界でした。VW自慢のDSGトランスミッションも、改善されていて、明らかに1ランク進んでいました。
それにもかかわらず、私はGOLF-Vとの恋愛から醒めてしまい、サイズアップしたモデルのTIGUANライストン、2.0L 4Motionに乗り換えてしまったのです。
TIGUANを買ったVW正規ディーラーの営業さんから「是非、思い出に」と、手放したGOLF-Vの同じ型で同じ色の模型をプレゼントされました。
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これはさすがに、孫に取られないように大切に隠してあります。
では、いまさら背の低いGOLF-7に魅力を感じることはないと思うのですが、実は、そうではなく、このGOLF-7のエンジン性能と新DSGトランスミッションなどの新技術に、私は大きく興味をそそられたのです。
この進化したスペックは、いずれVWのほかの車種にも水平展開されるでしょう。
私は、これがTIGUANに搭載されるのを楽しみに待っていようと思います。
 
ちなみに、私が昔乗っていたGOLF-V(5)と、最新型の7とのおおざっぱな比較リストを作ってみたので、参考にしてください。
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VW正規ディーラーの営業さんから聞きました。
エンジン排気量は、公称1.4Lですが、全くの新型だということです。
事実、5の時に比べ、ボア径×ストロークが、7ではトルク重視型に変更されているのが、上の表でわかります。
馬力は30PSも低くなっていますが、重量は90kgも軽減し、トルクは向上しています。
エンジン音も静かで、DSGトランスミッションによるギアチェンジは気が付かないほど自然でスムーズです。
だんだん巨大化するGOLFは、ついに全幅が1800mmになってしまいましたが、私が7を試乗したとき、走行安定性はかつてないほど快適でした。
全幅1800mmで、しかもFF車で、最小回転半径が5.2mなんて車、他にありますか?
ここには記載しませんでしたが、GOLF-7には、アイドリングストップ機能、時速30km以内でのプリクラッシュブレーキシステム、燃費向上のための2シリンダー休止走行システムなど、5にはない先進的な機能がたくさん追加されています。
そのほかにも先進的な機能が満載なのに、私が持っていたGOLF-Vよりも7の方が価格が安いのです。
 
もう先々週末のことですが、買う気もないのに、GOLF-7の試乗会に行ってきて、記念品をもらってきました。
GOLF-7の模型の4BG フラッシュメモリーです。ラッキー!
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私は、ここでのコメントで、国産車をけなすつもりはありません。
むしろ、もっと頑張れよ!と、檄を飛ばしたい気持ちでいます。
所有していて楽しい車、走っていて卑屈な気分にならない車、ほかの人が持っていない色の車が、今の国産車にはほとんど見当たりません。
燃費ばかり気にしてどれも同じスタイルで個性の全くない車ばかりが、ただ安いことを前面に出して宣伝されていますが、これでは日本では売れても世界では淘汰されてしまうでしょう。
軽自動車の方が、よっぽど個性があって魅力的です。
私は、徳大寺有恒さんではありませんが、彼の考えかたに賛同しています。
今後、GOLFより楽しくて進んだ車で、TIGUANのようなスタイルの車が国産車で出てきたら、躊躇なく買い替えようと思います。
今、それにいちばん近い車は、国産某メーカーのVX ハイブリッドですが、いかんせん、スペアタイヤはテンパーすら標準装備されていないのでは話になりません。
広いアメリカでのシェアが高い車が、スペアタイヤなしで売れるはずはありません。
アメリカ仕様には搭載していても、日本では価格ダウンのために手を抜くような売り方をするのは残念でなりません。
このくらいにしておかないとどこからか怒られそうなのでやめておきます。
でも、もし今外車を買おうとしているなら、間違いなくVWで、それもPOLOでもUPでもない、GOLF-7が、今一番だと私は思います。それも正規ディーラーで買うことをお奨めします。