老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

多重録音による40余年前のMadKnight初回作品

MadKnight & his staffsの「やんま」が、大学を卒業した年の晩秋頃の作品です。
当時、市場に出回り始めたカセットテープレコーダーを、「りんご」とお互い持ち寄って、2台の録音機で相互にダビングを繰り返して作った、本当に最初の作品です。
映像の冒頭で、イントロギターが3回、やり直しては始まるという繰り返しがありますが、最終アップ予定ぎりぎりまで、「やんま」が原曲のイコライジングに迷って4回目でOKにしたことを、映像クリエーターの「りんご」が、こんな手法で見せているのです。
テイク4が最終版でした。
一応、当時としては最終完成形であったとしても、今から40余年前の音源を、そのまま一般公開するには少々抵抗がありました。
主に、若かりし頃のヤング「やんま」の音外しボーカルをごまかすために、少し音を追加したのです。
そして、それらの追加音源を録音するに当たり、本来なら高性能なYAMAHAのHDDマルチトラックレコーダーを使用するのですが、今回はYAMAHAの簡易型多重録音機のサウンドスケッチャーSH-01を使用しました。
イメージ 1
当時のローテク多重録音テクニックや、このサウンドスケッチャーについては、マニアック過ぎて一般受けしないコメントなので、ここでは割愛します。
 
作品としての「こんな雨の日には」は、100%「りんご」の作詞によるもので、彼の内面世界を強烈に感じます。
この詩は、「女々しい」ほどではないのですが、やはり女性の歌でしょうね。
「やんま」でない女性シンガーにカヴァーを歌ってもらいたいです。
メロディは、基本的にはAメロしかなく、いわゆるサビやBメロがないという昔の歌謡曲的作風ですが、たった一つしかない楽器である安物フォークギター1本で、イントロ、間奏、エンディングを上手にまとめた、22歳の「やんま」のセンスを褒めてあげたいです。
この記念すべき第1作目作品の直後か、その後か忘れましたが、数か月後に、初期の傑作「今はもう昔」を作って録音しました。
この作品は、40余年後の音源追加や、イコライジングなどの音のお化粧は一切せず、当時の録音のままで、動画にのせてYouTubeにアップしました。
それほど、当時としては完成度が高い作品でした。
詞はもちろん「りんご」です。
たしか、この作品を聴いた「りんご」の奥さんが、詞が「女々しい」とコメントしたと記憶しています。
ここでのバックコーラスや、クラシックギターのオブリガードはカッコいいでしょ?
もう一度聴いてほしいです。強引にお聴かせします。
記念すべき第1作目作品をお披露目してしまうと、そろそろ手持ちの多重録音ネタが尽きてきました。
まだ、作品はたくさんあるのですが、録音状態があまりにひどいので、リメイクしないととてもお聴かせできないのです。
少し、「りんご」と相談しようと思います。
 
でも、私たちのモチベーションの源は、やはり聴いていただいた方々の反応やコメントです。
作品に対するご批判も含め、是非、ご意見やご感想をお寄せいただきたくお願いいたします。