老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

音楽活動と並行して描いた40余年前の落描きマンガイラスト

20歳の秋、お茶の水女子大の学園祭でバンド出演することになりました。
出演バンドは2グループで、我々がシャドウズやビートルズなどの英国系ギーターコンボなのに対し、もう一つのグループはダンスミュージック系のバンドでした。
正直言って、踊りやすいのはあちらのバンドの方でしたね。
でも、チークタイムはうちらのバンドで演奏しました。
でもね、女性にモテることを主な目的で始めた音楽でしたが、こういう時は演奏に専念せざるを得ず、目の前でくっつきながら踊る男女ペアが、たまにチューしていることに気づいても指をくわえることすらできません。
要するに、バンドやっていて女性にもてるのは、一部の一流の成功者だけの特権だったのです。遅いよ気付くの・・・・。
パーティーがお開きになっても、期待していたお茶の水女子大生との打上げもなく、ただ黙々と機材を片付けてメンバーと軽食をとってすぐ帰りました。暗い・・・・。
 
今回のテーマの初っ鼻はそんな暗い思い出話ではなく、そのお茶の水女子大学園祭で、ポスターを描いて欲しいとの依頼を受けた時の話です。
私がイラストを描く事を知っていたバンドリーダーが話をつなげてくれた結果、全紙サイズで6枚のイラストを2万円の報酬で受注しました。
全紙サイズのケント紙を予備含めて12枚、ロットリングペン、ポスターカラー、その他の関連画材の購入コストと、かかった時間(1枚2日以上かかる)を考えれば、2万円は安すぎじゃ!でも、誰かの目にとまってくれれば、な〜んてあま〜い考えで製作に没頭しました。
考えてみれば、全て渡してしまったので記録は残っていません。
大きいからコピーは無理でも写真くらい撮っておけばよかったと後悔しています。
そのうちの2作品の下描きが残っていました。
 
これは、下描きのまえの更に下描きです。
イメージ 1
 
これが、ホントの下描きです。
イメージ 2
 
もう一つは、これですが、本番では女性の周りにいろいろな人物を数十人描きました。私のお気に入り作品でした。
この下描きに、いつかは色を塗る予定でしたが、そのまま40余年が過ぎています。
このまま線画で残しておこうと思います。
イメージ 3
 
就職を控えた大学3年から4年にかけて、バンド活動は自然消滅しました。
メンバーの都合に左右されずに、一人でアンサンブルがしたかった私は、MadKnight & his staffsの相棒となった「りんご」と、テープレコーダー2台を使った多重録音を始めました。
そもそも私のブログは、その頃の作品と時代の空気を感じていただきたくて始めたものなのです。
同じような趣味と経歴の方々と知り合えると思って始めましたが、なかなかお会い出来そうもありません。
MadKnight & his staffsの「りんご」が詞をつくり、「やんま」が作曲・編曲・演奏したものを「りんご」が録音する、という関係でした。
曲のイメージ作りに「やんま」も参加したくて、曲のイメージをイラストで描きました。
イメージ 4
 
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これは、当時の石川セリさんのデビューLPでの「あて名のない手紙」という曲が好きで描いた女々しいイラストです。たしかフラれたんだよねこの頃・・。字ヘタだな。
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そろそろ大昔の落描きマンガイラストのネタも尽きようとしています。
私の「描きたい気持ち」は、やはり音楽、それもListenではなくPlayへの情熱と連動していましたし、今もきっとそうなのでしょう。
ブログで公開しているYouTube楽曲動画も40から30余年前の作品ばかりで最新作品はありません。だから、新しいイラストも描けっこないのですよ。
ということで、今回はこれくらいにしておきます。
さあ、落描きマンガイラストは、あと1回。
最後くらいは、手法を変えた少し格調が高いものをお見せしたいと思いますが、期待はずれに終わりそう。