女房とのクリスマス多重録音デモソング
1985年4月に、第1回目の「ピアノおさらい会」が開催されました。
女房と同じ大学で音楽科だった女性友人のと合同による生徒さんの発表会です。
その当時、ビデオカメラはなく、重いオープンリールテープレコーダーと、マイク、マイクスタンド、サウンドミキサーなどを持ち込んで、私は演奏を録音する記録係でした。
今回の画像は、その1年半後の1986年12月に開かれた第2回目のものです。
この時の当日は、ビデオカメラを持っていた私の相棒の「りんご」に映像と録音記録係を頼み、私は生徒さんたち全員によるアンサンブルのバックでベースギターを演奏しました。
生徒さんたちより目立つ訳にはいかないので、幕に隠れてこっそり演奏しました。
是非、ご視聴ください。
小さな生徒さんでも演奏に参加できるように、カスタネットやタンバリン、トライアングル、鈴、鉄琴、ピアニカなどを使えるようなアレンジを、女房と私が二人で考えて試行錯誤しながら多重録音した1986年10月か11月頃の音源です。
お聴きになると分かりますように、この多重録音はノイズが入っていたり、カシオトーンの音がテンポずれしたり、メロディ繰り返しの部分の経過音を私のベースが間違えて弾いていたり、雑な仕上がりとなっています。
録音については、まず昼間の明るいうちに女房がピアノを弾いて録音を済ませ、夜の9時ごろに近所迷惑にならないようにヘッドフォンをつけながらカシオトーンや鉄琴、カスタネット、タンバリン、ベースギターを重ねて録音していきました。
言い訳ですが、この当時のこの録音音源は、こんな感じで生徒さんたちに演奏してもらおうと思って作った「デモソング」であり、人様にお聴かせることを前提とした「作品」ではなかったのです。
この録音をもとに、女房とその相方の友人の講師が譜面におこし、その楽譜をそれぞれの楽器担当の生徒さんたちに渡して練習に使ったのです。
これが好評だったので、この次のピアノ発表会でも、生徒さん全員によるアンサンブルをやることになりました。
いや、たぶんするでしょう!だって、それ用に書庫増設しちゃったもん・・
でも、本番演奏よりリハーサル風景や今回のようなデモソング制作過程のほうが、久しぶりに見た私が懐かしくて楽しかったように、視聴される方にとっても楽しく感じると思います。