老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

過去作品リメイク多重録音・準備編その2

楽曲を録音として残すために楽器以外で必要なのは、大雑把にいうと、多重録音機とサウンドミキサー、音の入口のマイクロフォン、そして忘れてならないのがモニター用ヘッドフォンです。
特にモニター用ヘッドフォンは、音楽鑑賞用ではなく、録音モニターとミキシングダウン時の音の粗捜しが目的の必須アイテムです。
マイクのほうは、現役で信頼性の高いSONYECM23F32本使います。
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ところが、現在2つあるモニター用ヘッドフォンが2つとも十年ほど前からイヤーパッドが劣化してボロボロなのです。
これはSONYMDR-Z900です。装着すると、剥がれた黒い切れ端が髪の毛と顔に張り付いて、こすったくらいでは取れません。
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ATH-M40fsなどは、MDR-Z600を捨ててまでして購入したのに、それより古くから所有しているMDR-Z900より劣化がひど過ぎるのです。
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ヘッドパッドはイヤーパッドよりましですが、ボロボロになりかけで、音には影響ないにしても、剥がれた切れ端が私の薄い髪の毛に張り付いて不愉快です。
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50代以降多重録音して作った作品は、実はこんなボロボロなイヤーパッドのままのモニター用ヘッドフォンを使用して録音したのです。
だから、できた音をスピーカーに出して聴くと、高音域が強調され過ぎてキンキン、シャリシャリでした。
たぶん、イヤーパッドの劣化により、高音域が聞こえづらくなっていたので、高音域周波数を持ち上げすぎて録音したせいでしょう。
仕方ないので、できた音楽データをPCで再イコライジングして手直ししました。
イヤーパッドの交換に関しては、昔はSONYだけでなくどこの大手メーカーもカタログには載せなかったし、修理用パーツとしての存在でしかなかったので、修理工賃を含めると5000円近くなることもあったため、それなら新しいのもう1個買った方がいいや、ということになってしまうのでした。
しかし、ネット検索してみるとSOUNDHOUSEでこれらのパーツを扱っていることが分かり、また、実際にイヤーパッドを買って交換した写真を工程順にブログにアップしている方々が大勢いらっしゃることも分かりました。
ということで、私もSOUNDHOUSEで、Z600イヤーパッドZ900と共用だが600用の方が少し安い)と前面フロントウレタンを購入手配しました。
カード引落しができないので、コンビニ先払いです。
イヤーパッドの交換パーツがあることを知らなければ、新しいヘッドフォンを買おうと思っていたので、あやういところで浪費を防ぐことができました。
ということで、ヘッドフォンが生き返ったらいよいよ多重録音作業開始です。
って、いつになるのでしょうか?いや!8月中に絶対やると決めたので絶対やります!
でもね、エラそうに言う訳じゃないけど、他人の作品のカヴァーと違って、オリジナル作品の多重録音て結構大変なのですよ・・
過去作品のリメイクだからメロディと詞はできているけど、問題はアレンジです。
結構時間かかります。
良くやったよね、30余年前の自分はエライ!