老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

41年前の作品・多重録音リメイク版完成!

7月のブログで、昔の作品の「ララバイ」を夏の間にリメイクする!と、一人完結型の宣言をしてから足かけ3ヶ月目になりましたが、本日やっと完成しました。
結果、曲のテーマは「ララバイ」ではないのですが、それはあとで言い訳します。
この作品の原曲を録音した時、私は大学卒業2年目で、まだ学生気分が抜け切れない「ガキンチョ」の若者でした。
会社が休みの週末のたびに相方の「りんご」の家にギター、マンドリン、タンバリン、ヘッドフォンなどを持っていき、夜通し作曲と録音作業にのめり込んでいました。
おまえさんたち2人とも若いのに「彼女」はいなかったのか、って言われそうですが・・
「りんご」も私も「彼女」がいなかった訳じゃなかったけど、それより多重録音ユニットMadKnight & his staffsとしての活動の方が楽しかったのです。
2人とも、湧き上がるアイディアと燃えたぎるような創作意欲に突き動かされているようでした。
今回の作品の原曲ができたのは、その当時、何かの作品の多重録音がわりと早い時間に終わった日でした。
「まだ時間が早いから、もう1曲やろうよ」と「りんご」が言うのです。
「え?でもまだ新曲の詞もメロディもないよ?」と返すと、「リバーヴマシンを手に入れたから試してみたいので、何かボーカルメインの曲を即興でいいから歌ってみてくれよ」と言うのです。
こうして41年前にその場で即興で作って多重録音された原曲は、ギター1回、ボーカル3回か4回を重ね録りした100秒前後の短い曲でした。
確かに、エコーと違ってリバーヴを使うとヘタなボーカルが少し上手に聴こえました。
カラオケと同じです。
歌がヘタな私「やんま」としては、強力な録音機材が増えたわけです。
このリバーヴマシンは、本番=最終完成版としての作品では、既にYouTubeにもブログにもアップ済みの「可愛い大人・I wanna be」や「札幌の想い出」の録音で実際に使用しています。
 
今回のリメイクで使用した楽器は、YAMAHAの電子キーボード、K.ヤイリのアコギFK-90CMUSICMANE.ギターAxis Rosewood Limited Edition(改造)、そして今年5月に購入したばかりのFenderJapanジャズベです。
写真画像も今回は「芸術の秋」風にしてみました。
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今回の作品はFenderJapanジャズベースの初録音デビュー曲でした。
同じスタンダードスケールの私の愛器YAMAHAベースギター BB-Xと同じ大きさなのに、このジャズベは少し重いのです。
だから、最初は録音で使うつもりのベース用グラフィックイコライザーで低音をアップする必要は全くないほど、「太く」「腰と艶がある」理想的な重低音を得ることができました。
 
実は最初、この曲のイメージが、今年の6月に生まれた二人目の孫娘にピッタリな感じがしたので、孫娘のための「奥二重の天使のララバイ」=子守唄にこじつけてしまおうなどと考えました。
しかし、やはり原曲はあくまで41年前のMadKnight & his staffsの作品としての元イメージを大切にしようと思い留まった次第です。
この曲は、「老・四弦奏者」ではなく、MadKnight & his staffsの作品で、相方「りんご」との共作だからです。
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何もしなくてもどんどん過ぎていく時間の中で、老いていく自分がまだ演奏できるうちに、さあ次は何をリメイクしようか、と、今は考え中なのです。