オカリナアンサンブル・谷間のともしび
オカリナを始めてまる1ヶ月の私が、オカリナ二重奏を一人多重録音することにしました。
選曲にあたり、
1、その曲が、2重奏する2本のオカリナの音域内に収まるメロディであること。
2、私のテクニック上の問題で、低い方のCより低い音を吹かなくて済むこと。
3、ウクレレとのアンサンブルに似合っている曲であること。
今回に限らないことですが、多重録音をするにあたり、アマチュアならではの問題があります。
E.ギターやベース、電子キーボードなどラインで録音できる楽器は外部からの雑音を気にすることがありませんが、生音をマイクで録音するウクレレやアコギ、そして今回のオカリナのようなアコースティック楽器類は、マイクで録るがゆえに雑音を拾いやすいのです。
午前中は家庭の用事があるので、録音作業は基本的に午後からですが、いくらウチの1階の音楽室が防音工事済みであると言っても、宅配便の車の音やクラクション、ジェット機の音などがマイクから入り込んでしまうので何度もやり直すことがあります。
従って、それら雑音が少なくなる夜20:00以降、オカリナの音が近所迷惑にならない22:00までのわずか2時間が、アコースティック楽器の練習、およびそのマイク録音の最適時間帯なのです。
と言う事情の元に、録音開始が8月27日、そして昨日29日に録音終了しました。
まずその1と2tr(トラック)に、電子キーボードのプリセットリズム音源からシャッフルリズムをステレオで録音します。
そして、これらをバックでモニターしながら、5trにAlto-C管オカリナで主旋律を、6trに同じオカリナで、私がアレンジして作ったハモリメロディを重ね録りします。
1trと2trに入れたリズムは、あまりセンスのいいものではないので、ガイドリズムの役目が済んだら消してしまおうと思ったのですが、ないよりましだったので音量控えめにして残しました。
7trに、リズムを補う目的でタンバリンを入れました。
今回は写真の黒い樹脂ボディの方を使いました。
そして、音楽に「腰を入れる」最後の音源、E.ベースを8trに録音したのが、昨日の29日でした。
ベースラインは事前に譜面化するより、最終音源として「出たとこ勝負」で臨機応変に録音する方がアレンジしやすいため、経験上良い結果になることが多いのです。しかし、実は今回、E.ベースだけで2日かかってしまいました。
歳はとりたくないものです。
大好きなSwingのリズムなのでピッチカートで弾きたかったのに・・・
とはいえ、何とか「谷間のともしび」をでっちあげることができました。
昨日の29日は、夕食後に、8つあるトラックの音源のボリュームバランス調整と、それぞれの音像定位調整をして、2trステレオ音源にミキシングダウンする作業を経て、曲の前後のノイズ除去をし、PCにwavとmp3の2種類のデータで保存しました。
この動画を上手に作ることによってヘタクソな演奏を目立たなくするのです。
と文字で書くと、たいしたことない作業ですが、ゼロから作り上げるクリエイティヴな作業なので、けっこう疲れます。
まぁ、私はこれが趣味で、もう45年ほど続いているのですがね。
歳のせいか、モチベーションの持続が効かないのと、機材やソフトが高級化かつ高機能化したために覚えにくいので作業時間が倍増してしまうのです。
それでも、オリジナル楽曲を作詞作曲する作業がない分、だいぶ楽なのですがね。
若い頃だったら平気で出来たはずなのになあ・・・
若いってことは素晴らしいことだったんだなぁ・・・
私にも若いときはあったはずだよなぁ・・・
いやーうまい!本物のビールと、女房に「カッコよくできたね」って褒められることだけが私へのご褒美です。
よ~し次は何を録音しようか