老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

新しい愛人「LehoミニE.ベースギター」に出会った話

今年226日での京王線府中駅そば・スナック「歌のふるさと こーたろ」でのアンサンブルパーティーに初参加した時の話です。
初参加なので状況が分からずそう広くない店内に20名が楽器をもって集まったので、私はほぼ立ったまま演奏しました。
スチールギター5台なのでスペースの余裕がない)

ふと、発起人である店オーナーこーたろさんを見ると・・・なんじゃこりゃあ
なんて格好いい
そして可愛いソリッドエレクトリックミニベースギターなんだろう
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あとでスケール(弦長)を大まかに計ったら、当日私が持参したバリトンウクレレとほぼ同じくらいだったのでたぶん520530mmでしょう。
スタンダードのベースギターが860mmなのですがチューニングは同じGDAE14弦)とのこと。

大勢いる中で準備に忙しいこーたろさんからは多くを聞き出すことはできませんでしたが、分かったことは、
①ヘッドにウクレレメーカーのLehoのロゴがある
※でも帰宅後にググってみてもLehoミニベースが見つからない?
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②よく見ると、マグネティックピックアップはマウントされていない!?
ピエゾ圧電タイプピックアップがサドル下に仕込まれているのでしょう
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③弦は普通の金属製ワウンド弦である。

そしてそのサウンドはスタンダードスケールと変わらない普通にエレクトリックベースサウンドでした。
私はその隙のない完成度の高さに少し衝撃を受けてしまいました。

太いうどんみたいなシリコンラバーの弦を張ったウクレレベースが売り出されていますが、試奏経験でいうと、このうどん弦ウクレレベースは音の輪郭がはっきりしないので使えないと判断しています。
※過去ブログ「ウクレレベースはパーラーアンサンブルで使えるか」へのリンク先⇒

イメージ 4Lehoミニベースが欲しい!という気持ちは抑えきれないのですが、そもそもパーラーコンサートの頻度が高いなら可搬性を考慮すると買うメリットはあるけど、多重録音派の私は録音される「音」が重要なので、今所有しているYAMAHABB-XFender JAPAN PJBがあればミニベースは不要かもしれません(そもそも買ったら女房が怒る!)。


なんだか、街で見かけた魅力的な女性に出会って瞬間的に恋に落ちたけど、その女性との恋愛は決して成就しないことが分かり切っているという、そんな切ない気分になりました。

だから「小ぶりなギターは愛人の香りがする」のです。
※過去ブログ「パーラーギターは愛人の香りがする」へのリンク先⇒

ついでにNet検索したら、こんなものも市場に出回っていました。

ハワイのウクレレブランドBigislandのソリッドエレクトリックミニベースギターです。

スケールは520mm、ピックアップはマグネティックタイプをリヤ側に1個のみマウントされ1ボリューム1トーンです。
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しかし、こーたろさんのLehoとの大きな差というか気に入らない部分が1つありました。
ネックとヘッドのジョイント方式です。
Lehoはアングルヘッドですが、そのヘッドの1弦と4弦ペグの位置で接木されているので、弦のテンションはボディからナットまでしっかり受けています。
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これに対しBigislandは、ご覧のようにネックの途中で接木されているのでこの部分に応力が集中して折れないまでもサウンドには良くない影響があるでしょう。

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このようなネック途中で接木されているのは安物のギターやウクレレに多く見られます。
そもそもアングルヘッドにしなければこんな手抜きをしなくてもいいのに・・と思います。
スタンダードスケールベースは基本的にアングルヘッドではないのでスルーネックだけでなくすべて接木されていない構造です。
うでないとあの強大な弦のテンションに耐えられないのです。

とは言え、可愛いLehoミニベース・・・・はかない恋だったなぁ・・