老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

TEAC製4チャンネルマルチトラックレコーダー導入直後の作品

「やんま」が20代後半に、転勤先の札幌から戻って神奈川県に引っ越しして間もないころ、「札幌の思い出」というプライベートな楽曲を作ることになりました。
もちろん、MadKnight & his staffs のユニット名での共同録音作業でした。
作詞も作曲も演奏もボーカルもすべて「やんま」でしたが、この曲で初めてTEAC製の4チャンネルマルチトラックレコーダーとサウンドミキサーを導入し、「りんご」はこのとき初めてレコーディングプロデューサーとして誇って良い仕事をしました。
とりあえず、YouTube楽曲動画を視聴してみてください。
 
下記の写真の背景にあるゴチャゴチャした機械類は、今では考えられないほどローレベルな「単音しか出せないシンセサイザー」ですが、「りんご」が、曲の間奏部分とエンディングでこいつを演奏しています。
その時のシンセ音像の左右の動きは、ミックスダウンの時、サウンドミキサーのパンポッドを左右に動かした効果です。
今では当たり前のテクニックですが、当時の我々はプロのレコーディング作業と同じことを経験していることに大いに感動したものです。
新しい録音機材の導入で、今まで徹夜作業だった作品作りが数時間で可能となり、大幅な時間短縮ができました。
何と言ってもうれしかったのは、4チャンネルマルチトラックレコーダーの、パンチインパンチアウト機能です。これによって、演奏ミスや録音ミスがあっても、その部分だけやり直すことができたからです。
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写真は「りんご」の昔の家にあったSTUDIO(正直言うと、居間の一角)です。
昔からメカマニア少年の「りんご」は、ダイアルやら、入出力端子やら、メーター類がたくさんある機械を買い集め、いじくりまわすことが大好き男でした。
彼はまだ30歳になったばかりの時、写真の赤枠にあるTEAC製の4チャンネルマルチトラックレコーダーと、緑色枠のTEACサウンドミキサーを購入しました。
私も、「りんご」より1グレード下ですが、青枠のTEAC製4チャンネルマルチトラックレコーダーと黄色枠のTEACサウンドミキサーをを購入しました。
この「札幌の思い出」という作品は、4チャンネルルチトラックレコーダー2台による当時としては効率の良い多重録音の賜物です。
私の歌は相変わらずヘタクソですが、YouTubeでの動画体裁をここまで作り上げてくれた「りんご」のセンスとテクニックにあらためて賞賛を贈りたいと思います。
あらためて公言します。
我々は、ギタージジイの「やんま」とメカマニアジジイの「りんご」で構成されるローテク楽曲制作ユニットのMadKnight & his staffs なのです。
このとき初めてベースギターを使いましたが、アコースティックギターは相変わらずYAMAHA製の安物フォークギターで、カポタストも赤鉛筆を輪ゴムで止めて代用していました。
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この作品の完成直後に、もう1曲作って録音しました。
それが、我々ユニットの最大のヒット曲「可愛い大人 I wanna be」でした。