老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

再び40年前の超ローテク+アナログ多重録音

原点に戻って、再び40年以上前の超ローテク多重録音作品をお披露目したいと思います。
今回のYouTubeアップ作品は、大昔の録音機器と、安物の楽器と、ただ情熱だけはあった20代前半の若者二人による遊びの結果作られた楽曲の一つです。
当時、我々の作品は、誰かに聴かせるわけでもなく、歌好きの仲間に聴かせては悦に入っていただけでした。だから、ブログで一般公開するのが少々恥ずかしい作品も少なからず存在するのです。実は、この作品もその一つです。
ベースが買えない時代の作品で、MadKnight & his staffs 公式録音の3曲目か4曲目だったと思います。
当時、時間だけは有り余っていた我々は、同じ曲を数パターン録音していました。
音像の定位やテンポを変えたり、歌詞を変えたり、場合によってはキーも変えたりしました。この曲のこのバージョンは、録音そのものは消去法で「まあまあ」でしたが、テンポが速過ぎて、なんだかアセっているようで少しヘンでした。
しかし、あれから40余年後の現代の技術で、キーを変えずにテンポだけを変えて、原曲の80%、85%、90%、95%スピードの4パターンを作りました。もちろんその職人仕事は「りんご」担当です。PCがあれば、今はそんなことも可能なのです。
その4パターンの中で、私が95%を採用することにしました。
「40余年前の私の歌声」が素人丸出しの丸裸声でしたので、コーラスやらフランジャーやらリバーヴなどいろいろエフェクトをかけてみたのですが、結果的に軽いショートリバーヴをかけたものを採用しました。
 
作品の出来の良し悪しはともかく、メロディライン、コード進行、詞、は決して悪くないのです。仮にボーカルが私でなく、そこそこ歌のうまい女性だったら、結構いいセン行っていると思います。だから、再録音してからアップしたかったのですが、「りんご」が、40年前の熱意が伝わればいいじゃないか!と、背中を押してくれたのでした。
YouTubeの背景画像や動画は、我々お互いが集めた素材です。
しかし、なんてお洒落なんでしょうね!
2分足らずの楽曲動画時間内で、我々二人のチャットをテロップで入れるという、ユニークな発想で、ヘタな歌をヘタに聴かせない手法でYouTubeにアップしたのです。
40余年前では想像すらできなかった複雑な作業と成果が、我々がお互い会うこともなく、メールとweb上でのやり取りだけで可能となり、こんな作品を作れるのですから、すごい技術の進化ですよね!?
(ホントはすごく素敵なセンスですね!と若い女性に褒めてもらいたい)
 
ちなみに、間奏で私がカズーを使った理由は、73年のリンゴのソロアルバムの中のYou are Sixteenで、助っ人として録音に参加したポールが、間奏に使っていたのをパクったからでした。
イメージ 1
 
しかし、この当時から「りんご」の紡ぎだす詞は女々しいのです。
どなたか女性歌手で、「りんご」の女々しいセンスに合う方いませんかね?