老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

突然ですが、カレー作りました

2年前にアルバイトも含めて完全に仕事を辞めてから、今まで何もしなかったから何も作れなかった「料理」を勉強しようと思って、カレーを作ることにしました。
実は、今回で3回目でした。
1回目は、女房が付きっきりで「指図」してくれて、実際に手は出さないが、私がいちいち質問してから行動するというパターンだったので、正確には「操り人形」として作ったカレーでした。
2回目は、1回目のことを覚えていたので、女房がいないときに、私一人で「記憶」していた作り方を再現しました。
しかし、ルーの箱に書いてる「水とルーの適正分量」を読まなかったので、「具」の玉ねぎと人参の量より多くの「カレー液」でお鍋が満たされてしまいました。
女房が外出先から帰ってきて、「水入れ過ぎだよ!これじゃカレースープじゃないの!」と怒られました。
ご飯にかけると、カレーライスではなくて、「カレーおじや」「カレー茶漬け」という表現がぴったりでした。それはそれで美味しかったのですがね・・
 
3回目に作ったのは6月4日の火曜日で、午前中は女房がヨガに出かけて不在の時間帯を選んだのでした。
女房がいると、結局頼ってしまうし、女房が手際の悪い私にイラつくので、私が委縮してしまうからです。
下の写真は、ゆとりなどないのに無理して撮影した自作カレーを、煮込んでいる状況証拠写真です。約2000cc以上はあると思います。
女房と私の二人暮らしですから、たぶん1日1食で4日分はあるでしょう。
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しかし、このカレー作りで「人生は日々勉強である」ことを、改めて痛感しました。
私は、会社員だったころ、部下たちによく言っていました。「書いてあることを良く読め!」「人の話をよく聞け!」「覚えるつもりならちゃんとメモしろ!」「初めはミスは仕方がない、しかし、同じミスを繰り返すのは本当にやる気がないと言われても仕方ないぞ!」ってね。
 
言い方は少し違いますが、ほとんど同じことを女房に言われてしまい、少々めげてしまいました。
6月4日の私の作品カレーは、結果的には、味はまあまあどころか「美味しい!」「うまい!」のです。
でも、女房曰く「カレーはまずく作る方が難しい料理」なんだそうです。
たしかに、大昔、カレー粉と野菜を混ぜ、小麦粉でトロ味をつけて作った時代と違い、今はカレールーが半端なく「うまい!」し、辛さの選択肢も広いので、味に特徴を出すには、入れる野菜と、その切り方(大きさ)、肉の種類と切り方、隠し味で入れるチョコレートや、ウースターソース、赤ワイン、などなどらしいです。
今のカレーは、どう作ろうがまず失敗しないので、私のような「初心者向き料理」なのだそうです。
 
ヨガから帰ってきてハラペコな女房が食べた結果の採点は、70点でした。
以下、減点項目です。
1、オージービーフの薄切りばら肉をフライパンで炒め過ぎ。焦げてる!
2、女房は、牛肉の食感を楽しみたかったのに、炒め過ぎ牛肉を、さらにお鍋で煮過ぎ(約40分も!)
3、そもそも、薄切り牛ばら肉を、私が大きなお世話で料理ばさみで細かくちょん切ってしまったので、細かく切り過ぎ+炒め過ぎ+煮込み過ぎ=肉の食感ゼロ、まるでキーマカレーじゃ!※でも煮込めば煮込むほどうまいって思い込んでたんです・・・
4、同じく、あんなに事前に忠告されたのに、ジャガイモをやはり30分以上煮込んでしまったので、ジャガイモが溶けてしまって鍋の中に見当たらない?
 
「アンタはキーマカレー専門にしなさい!」って怒られました。
でも、味は十分に美味しいので、女房採点が合格ギリギリの70点だった次第です。
 
次回は、豚バラ肉の塊を使って、女房が希望する「具の食感」が楽しめるようなカレーを作って80点以上を目指します。
ちなみに、使ったルーは4種類をブレンドしましたが、最後に、Glico LEEの20倍を4/5入れたのが効いて、メチャクチャ辛く、食べながら汗グッショリかきました。
 
1回目の時、付きっきりの女房にいろいろ質問をしました。
肉を事前にどの程度まで炒めるか、肉や野菜の切る大きさ、具やルーの入れるタイミング、隠し味で入れる赤ワインの分量、そのほかに何をどれだけ入れるか、などです。女房の答えは、大半が「どちらでもいい」「順序が逆でもいい」「適当」でした。
煮込む時間を聞いても、具の大きさや全体量にもよるので「いい加減であまり考えたことない」とのことでした。
でも、結果で怒られた原因は、女房が「適当」と言ったのに、私は「テキトー」だったからでした。女房が「良い加減」と言ったのに、私は「イーカゲン」だったからでした。
確かに、多少の順序が違っても、具材の切り方がそろってなくても、「押さえるべき点」を守ることは絶対必要だと学びました。
肉は、塊なら表面だけ焦がして、あとは煮込む。細かい肉はあまり炒めないで、場合によっては切った野菜と一緒に炒める。
要は、「具」の食感を楽しめるように作ることを心がけることだと思います。
 
伊集院光さんが言ってましたよね!?
「カレーは飲み物だから」って、・・・・違うと思うなァ・・・・
 
次回、再び多重録音作品のご紹介予定です。