老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

GrecoレスポールタイプEG500Cの想い出とサウンドについて

本業?の多重録音用の楽器の一つとして、やはりエレクトリックギターが必要であると感じ、31歳のときに購入したのがGreco EG500Cでした。
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私はレスポールが特に好きだったわけではないのですが、その美しい外観に、店頭で一目惚れしてしまったのです。
たしか、定価50,000円を40,000円弱で買った記憶があります。
マホガニーのセットネックで、628mmのショートスケールなのでフィンガリングがとても楽でした。
私は、実際のレスポールの生音を知らないので、これが良い音なのかそうでないのか分かりませんが、少なくとも私の好みの音ではなかったため、2年後には浮気してYAMAHA SJ500を新たに購入しました。
 
今回は、YouTube楽曲動画を二つ貼り付けました。
最初の作品「30  years old」は、その2年弱の間にGreco EG500Cを使って多重録音した数曲のうちの一つで、実は7月27日投稿のブログに貼り付けたものと同じの使い回しです。
6重録音で、約3分のインストルメンタルナンバーです。
長くて恐縮ですが、少なくともサビの部分までは是非ご視聴ください。
この作品で、Greco EG500Cを録音する際、エフェクターを二つ使用しました。
エフェクターは処分してしまったので写真は残っていません。
このギターは、3弦にデッドポイントがあり、ショップ店員のアドバイスでBOSSのコンプレッションサステナーを買って使いました。
これによって、EG500の6弦のバランスの悪さが目立たなくなり、同時に購入したAMDEKのコーラスを併用することで、心地良いサウンドに仕上がりました。
それだけがこのギターの楽しい想い出です。
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次の作品は私が19歳の時のオリジナル作品で「Bossa Guitar」というインストルメンタルナンバーです。
作品として録音したのは31歳頃でした。
エフェクターを全く使用せずに、Greco EG500C2トラック、安物のMorrisアコギを1トラック、YAMAHA BB-を1トラック、カシオトーンのプリセットリズムを1トラック、同じくカシオトーンの左手コード弾きで1トラック、合計6重録音です。
先ほどのエフェクターを使用した作品「30 years old」と、全く使用しない作品「Bossa Guitar」でのGreco EG500Cサウンドを是非聴き比べてみてください。
※実は728日投稿ブログに貼り付けたYouTube楽曲動画の使い回しです。
 
Grecoのカタログデータによると、ボディはメープルトップとなっていますが、その割には生音で弾くと、何となくピッキング時のアタックが弱く、モコモコした音になってしまう原因がよく分かりませんでした。
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※写真はweb検索して見つけたものを流用させていただきました。
この当時のGrecoはフジゲンで製造されていたはずですが、サウンドがもう一つ気に入らなかったのは、定価50,000円の低単価品だったからなのかもしれません。
結局Greco EG500C は、しばらくは納戸の奥にしまいっぱなしで、購入から10年後に知人の息子さんに譲ってしまいました。
Greco EG500Cのまともな写真は残っていませんが、このようにサウンドが「楽曲」として残っているだけで私は満足です。