老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

K.ヤイリギターFK-90Cの魅力とサウンド

楽器は安くても(そんなに高いものでなくても)、良い音は出せる、と私はいままで主張しています。
でも、「生楽器だけは違う」ということには、もっと以前から気がついていました。
ピアノはもちろんフルートなどの管楽器もそうです。生ギターも例外ではありません。
アコギはマイクアレンジと録音機材と録音後の整音作業で多少ごまかしは利くけど、コンサートでの生演奏ではやはり安物ギターは安っぽい音しか出せないのです。
私は、息子がMartin、息子の相方(今は息子の女房)がGibsonをもって男女デュオで歌うのを聴いて、よし!俺も良いギターを買うぞ!ってなことから、50代半ばにしてK.ヤイリギターのアーティストモデルFK-90Cを購入しました。
それでも息子夫婦のギターの半額の価格ですがね・・
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ボディトップはソリッドスプルース(エゾ松)の単板、サイドとバックはソリッドマホガニー
ネックは、ヘッドまで継ぎ足しなしの一体削り出しのマホガニーで、弦長645mmのスタンダードスケールです。
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フィンガーボードはエボニー、ペグはゴトー製です。
ピエゾピックアップを後付けしています。
実買価格が15万円を超えるギターは、いままで所有したことがあるYAMAHAのFGやMorrisなどの6万円以下のギターとは天地の差の演奏性と音質が実感できます。
 
その、K.ヤイリギターFK-90Cを3トラック重ね、ベースはYAMAHA BB-Xを1トラック、ボーカルで2トラック、そしてリズムセクションなしのシンプルな6重録音の楽曲をYouTube楽曲動画を貼り付けましたのでご視聴ください。
K.ヤイリギターFK-90Cのサウンドを記録しておくことを目的に作ったオリジナル作品で、7年前にエフェクターを一切使わずマイク録音した、わずか70秒の短い作品です。
ちなみに、この作品は、5月22日投稿に貼り付けている楽曲の使い回しです。
YouTubeでの視聴回数が25回しかなく、さみしいので再PRしたいのです。
なお、老・四弦奏者は、Music makerでありPlayerですが、Singerではないので、歌が下手なのはご容赦願います。
 
ちなみに、ギター初心者の方は、エレクトリックギターから始めるよりアコギ(生ギター)から始める方がギターの上達が速いということを、経験上明言させていただきます。
生ギターは弦のテンションが強いので、しっかりコードを押さえないと和音がきれいに鳴らないし、単弦弾きのときもフレットを正確に押さえつつ右手で正確に弾くのが一般的なエレクトリックギターより難しいのです。
また、左手がちゃんと弦を押さえたか、右手はちゃんと弾いたか、を確認するのもアコギならサウンドホールからでる生音ですぐ確認できるから、練習に適しています。
 
ギターは「速弾き」を自慢することより、しっかりしたリズム感を体得したうえで、「正確に音を鳴らす」ことが大切だと思います。
そのうえで、音に表情をつけていくというのが次のステップです。
ピアノ教師の女房の受け売りですがね。
そういえば、昔女房のピアノ教室の発表会でのアトラクション家族バンド練習で、よく娘に注意されました。
「おとーさん!ベースが間違えるとみんなが不安になるからちゃんと弾いてよね!」
ってね。懐かしいなあ・・・