老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

女房の手製餃子

自慢じゃないけど、私は唯一カレーを除き、料理は基本的にできません。
反面、女房は子供のころから料理に興味があったとのことで、昔から料理していたそうです。
大昔、女房と知り合って間もない若い頃、連絡なしでいきなり彼女の家に押しかけ「ハラ減ったから何か食べさせて」と頼んだことがありました。
※この手法はその当時、女子力チェックのための私の常套手段でした。
女房は、少し困惑した顔をしながらも、冷蔵庫と食糧棚を覗いて、「座って待ってて」と言いながら、あっという間にご飯とハンバーグとポテトサラダを作って出してくれました。
女房にするなら料理上手で手際がいい女性に限ります。
 
女房はすごい!と思うのは、日々進歩するスキルとそのための研究熱心さでしょう。
代表的な例は、餃子です。
新婚当時、転勤先の札幌で、私が「餃子食べたい」と言ったところ、「作ったことないからわかんない」と言いながらも女房はテキトーに作ってくれました。
しかし、欲張って肉を多くしたため、あんの中の挽肉の割合が多過ぎて、ゴロンとした「肉団子の餃子の皮包み」みたいな代物になってしまいました。
すると、女房はこの結果を受けて「研究のために中華料理屋さんに行って餃子を食べに行こうよ」と、私を誘うのです。
良いアイディアだと思い、休日に女房を連れて何軒か中華料理店に行って餃子ばかり食べ歩きました。
それを何回か繰返し経験して、現在のウチの餃子が出来上がりました。
以下、その製造工程を最近の写真でお見せしたいと思います。
まずは野菜を適当な大きさに切り刻む工程ですが、これは包丁だと結構時間がかかって女房が大変なのが分かったので、数年前に野菜みじん切り器を買いました。
しかし、シイタケや生姜、ニラ、ニンニク(女房が好きでないので妥協して乾燥ニンニクを粉々にして混ぜています)は、経験上野菜みじん切り器で白菜と一緒に刻むときれいにみじん切りできないので、これだけは従来通りまな板で包丁切りします。
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基本は白菜なのですが、夏場は白菜が無いし、あっても高いのでキャベツを使います。
キャベツは甘い味がしますが、それはそれで良しとしましょう。
ケースバイケースでセロリも入れて貝印の野菜みじん切り器で刻みます。
野菜みじん切り器での作業はもちろん私の仕事です。
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キャベツとその合間にセロリを敷き詰めてふたを閉めます。
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本体が動かないように左手でしっかり押さえながらハンドルを回します。
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張り切り過ぎて、細かくなり過ぎないように、ときどきふたを開けて確認します。
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ま、こんなもんでしょう。少し粗い方が食感が良いのです。
これを、既に刻んであるニラと椎茸が入ったボウルに移します。
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さらに、挽肉、生姜、ニンニク、そして今回はむきエビを投入し、胡椒をかけて手でこねます。
もちろん私は上手にできませんから女房の仕事です。
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ここから先は全て女房の専任仕事です。
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皿に盛るくらいは私がやろうとして、やっぱり失敗しました。崩れてしまった
焼き上がりは最高なのに、盛りつけはサイテー仕事でした。反省・・・
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タレに使う調味料はこの4種類です。
塩分摂取量を減らすため、酢を多めに使います。
酢があれば醤油なしでも結構違和感ありません。
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なお、この貝印の野菜みじん切り器の刃は、他メーカーと違った曲線デザインで切れ味最高です。
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ステンレス鋼と表示されていますが、専門的に言いますとマルテンサイト系ステンレス鋼なのです。
ちなみに、中級以上のスプーンやフォークはオーステナイト系ステンレス鋼です。
あ、これは私の前職の専門分野でした。
次回、機会を作って金属の話でもしてみようかと思います。