SDカードプレーヤースピーカー - 老・四弦奏者のブログ

初代ウォークマン以来さまざまな携帯音楽プレーヤーが作られ使われてきました。

大きさを無視すれば、ウォークマン以前の電池駆動式ラジカセもある意味携帯音楽プレーヤーと言えるでしょうね。

でも、音源がカセットテープからCD、MDになった時、少しカルチャーショックを覚えたものです。

１、カセットテープと違ってA面B面がない

２、録音する時にテープだと上書きして誤消去するリスクがあるけど、CD、MDではない

しかし、その後に世界を席巻したiPodに代表される、音楽データをメモリー媒体ストレージに保存し再生する携帯音楽プレーヤーが出現した時には明らかに大きな時代の変化を感じざるを得ませんでした。

今では、Net経由で音楽を購入し、ハイレゾ音源の楽曲を数十万円のイヤフォンで楽しめる時代です。

反面、これに乗り遅れた人たちと、アナログ時代の文化に固執する人たちが少なからず存在しているのも事実です。

ここから本題に入りましょう。

実は、私の女房は20余年前から60歳代後半から70歳代半ばの老齢主婦たちと一緒にヨガをやっています。

その時には、市販されているヨガインストラクター用の解説と音楽入りCDをラジカセで再生しながら90分ほどヨガをするそうです。

女房はその会場から一番近いので、毎回ヨガマットとCD入りバッグ、重たいラジカセをかついで行くのです。

雨が降っているときなどは、いくら近いと言えけっこう疲れるらしいです。

そこで、女房から「もっと小さくて軽くて、そこそこの音量の音楽プレーヤーが欲しい」と、頼まれました。

「おまえが持っているメモリーウォークマンにヨガのCD6枚分全てを録音してあげるから、そのイヤフォン出力を俺が持っている安物スピーカーを貸すからそれにつなげて再生すればいいよ」と言ったのですが、ウォークマンとスピーカーの2つの機器を持ち歩くだけでなくつなげた挙句、曲を探して頭出しして再生するのが煩わしい、という理由で却下されてしまいました。

仕方がないので、私が数年前に家電量販店の正月セールの時1000円で買ったSDカードプレーヤースピーカーのカード挿入口に、CD1枚分ごとにMP3に変換した音楽データをコピーしたSDカードを差し替えることで、ラジカセのような使い方ができるようにしてあげたのです。

初期のころ買ったSDカードは512MBなんていう低容量のものもありますが、今では最小でも4GBの容量があるSDカードに、MP3音源でCD1枚分約60～70分でわずか100MB強のデータだけを入れるのですごくもったいない使い方なのですが、女房を含むアナログ世代は、こういう使い方の方が使いやすいのだそうです。

その気持ち、同世代の私はものすごく分かるので、これはこれで良いと思います。

そしてこれが数年前に1000円で買ったSDカードプレーヤースピーカー型番INJ-021の赤です。