老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

亡き愛娘犬が会いに来てくれた??

私たちの愛する雌犬のロンドが1610ヶ月の生涯を終え旅立ったのは2013116日でした。
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12歳を過ぎたころから、我が家で一番陽当たりが良い2階のリビングの窓際にいることが多くなりました。
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落ち着いて眠りやすいように女房が布団を敷いてやりました。
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だから当時、2階のリビングの窓際に黒いものがあると「あ、ロンドだ!踏んづけないようにしなくちゃ・・」と注意したものです。

ロンドがいなくなってからは、このスペースに何もないのがさみしく感じていたので、ロンドに似た黒い犬のぬいぐるみを買ってきて置いておこうよ、と私たち夫婦で話合いました。
しかしなかなか意に沿ったものは見つかりません。

そんな時、昨年末の女房の誕生日祝いと言って、都心で一人住まいの娘から黒柴犬のぬいぐるみが届いたのです。
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サイズは本物の半分以下の小ささですが、布団の中で丸まって寝ている姿はロンドそっくりで、とても気に入りました。

ロンドは布団の上でまずくるくると回りながら「寝る位置と方向」を確かめてからストンと寝る癖がありました。
後ろから見た黒い背中が可愛くて撫で撫でしまくったものです。
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このぬいぐるみを背中方向から見ると、トグロの巻き方は逆ですがロンドそっくりです。
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と、まあ、だから何なんだという、これだけでは大して面白くない話ですが、本題はこれからです。
以下、決してネタ話ではありません。

まず前提ですが、我が家は2階建ての鉄骨住宅で、南側の家の陰になっているため1階は陽が当たらず夏は涼しいけど冬は極寒な環境です。
これに加え、古い建築なので1階の床下はいきなり土がむき出しで、そこから冷気がモロに床を冷やすから、その冷え方は尋常ではありません。
このために、冬場は陽が当たって暖かい2階と極寒の1階とでなんと10度近い温度差があるという信じがたい家なのです。
写真の温度計は114日の正午の室温で、左が1階で摂氏6.5度、右が2階リビングで摂氏17度です。空調機器は入れていません)
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このすさまじい温度差によって、夜になると暖かい2階とはいえ室温は1階よりも早い速度で気温が低下します。
その結果、2階の壁や柱から「キシッ」「ミシッ」時々「ガッ」「ギギギ」などの音がするのです。
まあ、原因は建築材の木材などが温度差により膨張収縮する時の音だとは分かっているのですがね。
しかし、それがなぜかこの黒い柴犬のぬいぐるみが来てからその「奇音」の種類と頻度が増えたような気がするのです。
しかも、その音はぬいぐるみを置いた場所に近い壁=昔ロンドがよく寝ていた場所から主に聞こえてきます。

私たち夫婦の寝室は寒い1階にありますが、寝る時にはこの黒い柴犬のぬいぐるみに「ロンド、おやすみ」と言って1階に下りるようになりました。
最近増えた「奇音」は、きっとロンドがこれに答えているのではないかと思うのです。
1610ヶ月の生涯のほとんどである16年半を我が家で過ごした愛娘犬ロンドは時々帰って来てくれているのかも知れません。

ちなみに、このぬいぐるみは、乾電池で眠っている犬特有のお腹が膨らんだりへこんだりする「呼吸」っぽい動きを再現してくれるので、最近では本当にロンドが眠っているような感じです。ロンドありがとね。