老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

Newティグアン試乗記

初代ティグアン(2.0L)に乗ってもうすぐ6年、今日12ヶ月点検に行ってきました。
3時間もかかるというので代車を貸してくれました。
その代車がNewティグアンだったのです。やったね

まずはカタログなど読まず、私の今車初代TIGUANライストン2.0LとのSpec比較もしないで運転してみました。
Newティグアンは静かなエンジン音で1540kgある車体をスムーズに加速します。
乱暴なコーナリングや急ブレーキ、急加速をしてみましたが、車体の揺れの収まりが早く、運転していて安心感があります。
シャクですが私の愛車初代ティグアンよりパワー感もスムーズ感も2ランクほどアップしている感覚でした。
試乗したのはハイラインではなくRラインなのであたりまえか・・・とむりやり納得しました。

まず、外観です。我が家の駐車場でのサイドビューです。
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そして、ボンネット側から。
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次は屋根とバックから。
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ここで初めてSpec比較をしてみましょう。
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あくまで私個人目線での比較です。
注目すべきは、前軸重と後軸重です。
FFベースの車はどうしても前に重心がかかる構造なので、前輪に負担がかかりタイヤの減りも激しいのですが、それ以上に下り坂のコーナリングは恐怖を感じてしまうのが当たり前でした。
このNewTIGUANの前軸重と後軸重の比率は43で、私の今車TIGUANライストイン2.0L32に比べて前後の重量バランスが改善されているのが運転性向上の大きな要因だと考えられます。
そして、ホイールベース70mm長くすることでさらに走行時の車体の安定感が増強したのでしょう。

次に注目すべきは、エンジンです。
ええ  私が試乗したRラインは2.0L4motionじゃあなかったの
FFのしかも1.4Lエンジンだったの
そこそこ大きい車体をあんなに軽々走らせたのが1.4Lエンジンだったのか

そもそも1400ccでハイパワー+ハイトルクのエンジンを載せたGOLF-5がデビューした時に私はこのGT TSIに一目惚れでした。
しかし、Specをよく見ると1.4LエンジンがGOLF-7以降は別物に変わっているのが分かります。
ボア径がストロークより大きい「高回転で高馬力を稼ぐ旧型」に対し、新型1.4Lはボア径よりストロークが大きいので、トルク重視型=実用速度域で重い車体を軽々動かしやすいエンジンになっているのです。

それにしても、2.0Lのそれも4motionの今の私の車よりパワー感+トルク感が勝っていると感じさせる技術の進化に驚かされます。
しかも今の私の車の実際の燃費は年間4回ほど遠出しても、7.0kmLと言うレベルで金食い虫ですが、New TIGUANはたぶん10kmLは軽く行くでしょうね。
同じ距離走行するのにガソリン代が30%減る計算です。
全長で70mm、車幅で40mm増えたのに車重は今の私の車より100kg軽いのと、FF2輪駆動であること、が燃費向上大きな要因でしょう。

もう二つありました。
今では当たり前のアイドリング時エンジン停止機能と、エンジンにそれほど負荷がかからない走行時には4気筒のうち2気筒を休止させる機能も燃費向上の大きな要因です。
特にびっくりしたのは(私がモノを知らなさすぎるのか心配ですが・・)アイドリング時エンジン停止からエンジン始動する際、従来はブレーキ踏みっぱなしエンジンストップし、ブレーキペダルを離すとエンジンスタートなのに、NewTIGUANではエンジンストップしたままブレーキペダルを離しただけではエンジンスタートせず、アクセルペダルを少し踏んだとたんにエンジンスタートするのです。
だから、信号が青になってブレーキペダルを離してもエンジンスタートしないので最初はあせってしまいました。
この機能は、GOLFAlltrackから採用されたようです。

その他に、私目線で気に入った部分をクローズアップしてみましょう。
まず、スピードメーターとレヴ(回転数)メーターです。
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これ、全てが液晶画面です。
そしてこのメーターの大きさを変えることができます。
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メーターに挟まれた空間にナビゲーションマップを映すことができるので、地図の縮小率を変えて、別途マウント済みのナビ画面と併用することで「大雑把な距離での地図」と「近距離で詳細な地図」の両方を見ることができるので、たとえば角地にある病院の入口がどこにあるかなどのディテールを知ることができるのです。

ステアリングにおいては先進的で多機能過ぎて、私にはもう付いていけませんわ。
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ただ、コンフォートLine以外はパドルシフトがついているのはうれしい機能です。

そして、死角になりやすいサイドミラー部分に三角窓っぽいものがあるのも気に入りました。
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下の写真は、私の今車TIGUANライストイン2.0L(左)とNew TIGUAN(右)の2ショットです。
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でも・・・Highline430万円、R-lineでは460万円ですよ。
年金暮らし老人には似合わない代物です。
燃費が悪い今のTIGUANライストインでしばらくは我慢しようと思います。