詐欺ソフトと呼ばれるRegistryBoosterの話
夜一杯飲みながらPC操作していたのでパニくってしまい、慌ててGoogle検索してよく吟味もせずRegistryBoosterをインストールしてしまいました。
１年契約2680円と安かった上、ゴミ箱復活もすぐできたので,、その時はむしろほっとした気分でした。
これがその時の領収書です。
翌年春になってソースネクスト社のZEROウィルスセキュリティを購入してインストールしました。
RegistryBoosterの件はすっかり忘れていたのですが、7月になってまた2680円がクレジットカードから引き落とされているのに気が付きました。
ありゃ！黙っていると毎年勝手に引き落とされるのか・・と慌てました。
しかし、契約内容に、引き落としから2週間以内（1ヶ月以内だったかも？）ならキャンセル＋返金可となっていたのですぐ解約手続きをして返金してもらいました。
下記はキャンセルした結果の返金確認書です。
これを見るとRegistryBoosterはUniblueという会社の製品でドイツにある会社のようですね。
いずれにしても、当時の私はRegistryBoosterが世間で言われている「詐欺ソフト」であることを知らなかったし、キャンセルをしっかり受け付けてくれた上、きちんと返金してくれた「普通のソフト販売会社」という認識でした。
そのあと、PCに何か変な影響があったわけでもないのですが、一つだけ「詐欺ソフト」と呼ばれる意味がほんのり分かるような出来事を体感しました。
2年目キャンセルと返金がなされた後、しばらくして「コントロールパネル」⇒「プログラムのアンインストール」で、RegistryBoosterを削除しようとしたのです。
「アンインストールしてもいいですか？」と確認された後「はい」として進めたら、その時確かに何か画面が変化しながら削除してるっぽい動きがありましたが、「全てはアンインストールできませんでした」と表示されました。
消されずに残ったファイルは「UniblueRegistryBooster」という名前で、こいつを再び右クリック⇒アンインストールしようとすると、こんな画面が出てくるだけで、削除ができないのです。
要するに、契約キャンセルはされてもいつでも再契約できるような「アンインストール不可能なウィルス」を仕込まれたのでしょう。
このあとこのままPCを使い続けても実害はなかったのですが、今年の2017年春にWindows10のVAIOに買い換えた際に、データ引っ越しソフトを使うのをやめました。
その結果、「システム」以外の必要なデータを手作業で移し替え、有料ソフト＋無料ソフトは一つ一つインストールせざるを得ませんでした。
その背景は、このRegistryBoosterの消せないファイルがあったからでした。
RegistryBoosterそのものの効果・効能に対する評価はNetを見る限り最低評価で「詐欺ソフト」と言われているようですが、そうであったとしてもこの会社の対応に関しては私の経験上あまり悪い印象はないのです。
キャンセルする際に確認電話もしましたが、その時先方から「キャンセル理由」を聞かれたとき、「RegistryBoosterの内容を含んだ別の総合セキュリティソフトを買ったから」と返答したらすぐ納得してくれました。
まあ、世間の大勢が低評価して詐欺ソフトとまで言われているソフトは有料無料を問わず避けたほうが良いと思いますね。
おまけの話としてもう一つ。
無料で人気が高い動画変換ソフトFreemakeVideo Converterの話です。
※WiFi接続したまま使うと途中から「有料バージョンを購入しないとこのあと本来の機能は使えなくなります」という表示が出るので、使うときはオフラインにしています。
このFreemakeVideo Converterを新しく買ったWindows10のVAIOにインストールしようとしたら、セキュリティソフトのマカフィーリブセーフが「スパイウェアや不審なプログラム・ウィルスが存在しているのでダウンロードを中止する」といってインストールできませんでした。
無料のソフトって無料ならではのリスクがあることを覚悟のうえで使うしかありませんね。
そのため私は、ケチらずにお金出してメジャーな有料ソフトを買うことにしています。
