老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

「紅葉」のコード付けで迷う

そもそも童謡や(昔でいう)文部省唱歌などの楽曲は、新しいものはあるけど古いものも多くあり、メロディはしっかり譜面化されていても指定されたコードは見当たりません。
から、レコードやCDなどで歌手が違えばKeyも違うしコードもアレンジも違うからどれがオリジナルなのか分からないのが現状です。

これに対し、戦前の歌謡曲などは作曲者も歌手も決まっていてオリジナルレコードも発売されていたから、その曲をカヴァーする場合はKeyを変えたとしてもコードやリズムは変えないのが作曲者に対する作品への敬意というか礼儀であるという不文律のようなものがありました。
JAZ風のアレンジは、まあ別格というか例外扱いされ許されているようです。

ということで、今回のテーマはこの前者である文部省唱歌のカテゴリーである「紅葉」にコードを付けることで迷っている話です。
この曲は、2年前に孫たちの保育園の祖父母参観日に、女房のピアノ伴奏で私が始めたばかりのオカリナで合奏した曲でした。
過去ブログ=祖父母参観日でのオカリナライヴへのリンク


「紅葉」は当時、保育園側から「出演依頼」が来た時にリクエストされた曲でした。
その時は女房とオカリナ2重奏を考えていたのですが女房がオカリナ吹けないのでピアノ伴奏でのオカリナソロ演奏になってしまったのです
※女房がオカリナ吹けないことが判明した件は過去ブログご参照

でも、あの時から「紅葉」は輪唱が似合う曲だからオカリナで2重奏したい・・と思っていたのです。

ここまでの長い前振りで、いよいよ本題です。
「紅葉」のKeyFとして、一般に認知されている輪唱部分を含むメロディラインを例によってMusescoreで作成し、歌詞とコードを付記して下記にお見せします。
イメージ 1

こうしてみると、昔の文部省唱歌のコードは非常に単純ですね。
そして単純なメロディほどコード付けが難しいものです。

も、なんか面白くないし私らしくないので、前述したようにオリジナル録音ソースが存在しないなら、イメージを壊さないレベルで自分の好きなようにコードを変更してみることにしました。
当然ですが、その部分の輪唱パートも変更せざるを得ません。
こうして「編曲」したのが下図の譜面です。
イメージ 2
1112小節の赤い部分がコード変更部分です。
どちらが良いと思いますか?
私としてはコード変更バージョンが好みなのですが、もう1週間ほど迷ってから久しぶりにオカリナメインでの多重録音をしてみようと思っています。