老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

新型シエラ注文しました

結論から言いますと、910日に、新型シエラJCグレード4ATのジャングルグリーンを注文しました。
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しかも、新型シエラ4ATを一度も試乗せずに、です。
前回ブログで、新型ジムニー最上級モデルのXC 4ATを自宅付近のスズキ正規ディーラーで試乗した話を書きましたが、その3日後に同じディーラーに注文しました。

実は注文4日前に既にシエラの下級モデルJL 5MTを、別の正規ディーラーで試乗してきました。
そのディーラーには4AT車の試乗車は無く5MT車しかありませんでしたが、まあいいや・・と割り切ってとりあえず試乗しました。
その時点ではシエラの4AT車の試乗車がある正規ディーラーが神奈川県で2社(自宅から遠い)しかない状態でしたので5MTで我慢したわけです。

私が試乗した5MTシエラはJLグレードでした。まずフロントビュー。
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そしてサイドビュー。
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後姿です。
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ジムニーと同様に素っ気なくアナログっぽい雰囲気のどうってことない運転席まわりです。
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従来のスイッチ式ではなく本格的な副変速(トランスファー)レバーがついているのが昔のBIGHORNみたいにマニアックでいいですね。
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ドアミラーはスクエアタイプで左右だけでなく上下の視認性が良いし、左のミラーには左側の死角をカバーするアンダーミラーがついてるのがGoodです。
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また、ぬかるみ走行時のヘッドライトの泥汚れを洗い落とすヘッドランプウォッシャーがついているのも気に入りました
※どちらもジムニーにも標準装備です。
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早速試乗開始したのですが、マニュアルミッションの運転は初代BIG HORN以来23年ぶりなのに加え、13年ぶりの右ウインカーレバーなので操作で少しパニくってしまいました。
それでも10分ほどして何とか慣れてきましたが、やはりもうこの年齢(もうすぐ古稀)ではMT車のクラッチ操作はしんどくて2ペダル(ATCVTDSG)車でないと疲れます。

助手席の女房は私の「必死の運転」を無視してひたすら乗り心地のチェックです。
女房は約20分の市街地走行をしただけで合格点を出しました。
最終の購入決定条件は、常時助手席に乗る女房の乗り心地判定なのでこれが決定打でした。

大人気車種でバックオーダーが増えるばかりのジムニーとシエラゆえに、売り手市場の人気車種に対して値引き交渉しても無駄なので、営業マンの資質と店が近いことを条件としてこのディーラーに決めました。

ここで、現在の我が家のクルマ=VW Tiguanライストンと、注文したシエラJC4ATと、ジムニーXC4ATSpec比較をしてみましょう。
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女房はジムニーには試乗しなかったのですが、全幅でVW Tiguanより全幅が165mmも小さいシエラに試乗したのに圧迫感や狭いという感じはしなかったと女房は感想を述べています。
私もそう思います。
それはたぶん、シエラの室内空間が両サイドのドアやピラーなどがほぼ直立している上、室内有効高さも大きいので、頭=目の位置のまわりの空間が広く感じるからだと思います。
一般的セダンやスポーツカーは天井に行くにしたがって狭くしているのと逆の効果なのでしょう。

意外だったのはジムニーとシエラの室内寸法が全く同じだということです。
これは前モデルでも同じだったようですが、同じ室内空間広さだったら維持費が安いジムニーでいいのではないか?と、一瞬思ってしまいました。
おまけに、全長ではシエラの方がジムニーより160mm長いのにホイールベースは同じ2,250mmなのです。
変な設計だなあ・・と思いましたが、それでも急カーブなどのローリング(横揺れ)の収まり方はジムニーよりシエラの方が明らかに優れている感じがするのはトレッド130mmも大きいのが原因でしょうね。
でも、せっかくトレッド130mmも広げるなら、オーバーフェンダーでごまかさずに室内有効空間をジムニーより増やしてほしかったと思うのは私だけでしょうか?
室内空間が広がれば運転席と助手席の間に蓋つきコンソールボックスが装備できるのに・・と残念に思います。可能ならば、シエラのロングボディもあったらさらに良いのですが・・。

シエラは大昔のいすゞBIG HORNイルムシャーに似ています。イメージ 8
FRベースのパートタイム4WDでセンターデフ無しで、違うのはBIG HORNは板ばねサスペンションだったことくらいです。
4人乗りショートボディ―と5人乗りロングボディーがあったし、ディーゼルとガソリンという選択肢がありました。
私はディーゼル5MTロングボディを選んで6年半・20万キロを走りましたっけ・・・
(遠い目・・)。

話を戻します。
いずれにせよ、クルマ選びはたくさんある選択基準のいくつかの不満部分に目をつむり妥協しなくてはいけません。
現有車Tiguan400万超えの価格で3ナンバーで少しばかり高級外車の気分と乗り心地を味わえますが、それでも気に入らない点もいくつかあって、購入時にはそれらにも目をつむり妥協した経緯があります。

私の高齢化がきっかけでクルマの価格・維持費・大きさのダウンサイジングをするのですから、かなりの部分に目をつむり、妥協し、あきらめる覚悟が必要だと腹をくくった決断でもありました。

2LインタークーラターボエンジンのTiguanDSGトランスミッションはしっかりエンジントルクが伝わるので、アクセル踏み込み⇒瞬時に回転数アップ⇒タイムラグなしでタイヤに駆動力が伝わる感覚があります。
しかしジムニーATはターボ付きのせいもあるのか、アクセル踏み込み⇒わずかに遅れて回転数アップ⇒さらに遅れてタイヤに駆動力が伝わる感覚で、回転数が上がってから駆動力がタイヤに伝わるのが遅いと感じました。
シエラの4ATは試乗していないので何とも言えませんが、ターボなしなのでジムニーよりはその点ましだと信じたいです。
まあ、それもこれも車の個性だと思って慣れてしまえば、その個性をどう使いこなすかだけの話です。

今回のシエラ購入までの道は、1500cc以下で、街中で走っていて卑屈にならない(引け目を感じない)お洒落なクルマ、中古価格が下落しにくいクルマ、これは同じカテゴリーに多くの競合車がひしめく中でナンバーワンのクルマを選ぶのではなく、「その手があったか!」と思ってもらえるオンリーワンのクルマを選んできた結果だと思います。
そういえば、私の最初のクロカン4WDデビューでBIG HORNを選んだこと自体マイノリティな私のクルマ人生でした。

ちなみにシエラの納期は、担当営業さん曰く、2年以上(と言えと上司から?)と言われてますが、たぶんもっと短くなると思いますとのことでした。
ジムニーに関しては実質は810ヶ月待ちとのことで、シエラはその倍以上らしいです。
シエラの方に人気が偏っているのは、たぶん価格に大きな差がないことに加え、1500ccエンジンの馬力とトルクによる高速ロングドライブでの信頼性への期待感による結果でしょう。

新型シエラはマニアックなクルマなので、エンジン・アイドリングストップ機構などは無く、燃費の良さは期待できませんが、私みたいな団塊の世代の最後の世代が老夫婦二人で乗り回すには楽しい車だと思います。

問題は、2018910日にスズキ正規ディーラーに発注したシエラJC 4ATがいつ納車されるかですが、このブログが続く限りフォローしたいと思っています。
そんな状態なので、下取り予定のVWTiguanは、納車の目途が立った時点で下取り査定してくれるそうです。
次の車検=20203月までに納車してくれると助かります・・っていうか、来年10月に消費税10%になる前ならもっといいのですが・・たぶんダメでしょうね。