老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

新型シエラに乗り換えました

過去19年に渡り、クロカンディーゼル4WD3台乗り、その後GOLF-55年乗った後にTIGUAN (ティグアン)TSI ライストンに81ヶ月乗り続けたことは、前回ブログ「Good Bye VWティグアン」で書きました。
今回、私がSIERRA(シエラ)というマイノリティな車を選んだ大きな理由は
①スペアタイヤ(それもテンポラリータイヤではない)が標準装備されているから
②ハンドグリップ式パーキングブレーキ(俗にいうサイドブレーキ)であること
4WDであること
④最低地上高が210mmあること
4点です。
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そもそもSIERRAは普通車なのにその室内空間は軽自動車のJIMNYと同じなので「狭い」「収納性が極端に悪い」のですが、それを補って余りある「運転していて楽しいクルマ」であるという認識を女房ともどもしています。

今回手放したTIGUANTSI ライストンは、BIG HORNLAND CRUISER PRADOのように後ろにスペアタイヤを背負っていない上、それほど大きな車ではなく、ガソリン4WDで中型の少し背の高いいわゆる都会型RV車でした。
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TIGUAN TSI ライストンのあとに乗り換える車を以前からずっと模索していましたが、昨年7月の新型ジムニーSIERRAシエラの発売開始を聞いてSIERRAに決めた次第です。
新型SIERRAが発売される前に旧型シエラの購入を検討しましたが、後部シートアレンジ方式に不満があったこと、そして何よりも操作性が良くないことで購入対象から外しました。
操作性の問題点とは、ATシフトレバーです。
そもそもGOLF-5TIGUAN13年半以上左ウィンカーに慣れた後に国産車に乗り換えるわけだから、あまり操作性の大幅変更で悩みたくなかったのです。

旧型シエラはゲート式ATシフトレバーでこいつが慣れていないのでめんどくさくて嫌でした。
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これに対して慣れ親しんだノーマルなATシフトレバーの方が古稀目前の老人には運転ミスのリスクを少しでも防げると判断したのです。
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旧シエラに比べて新型SIERRAの最も優れた点は、後部座席のシートアレンジです。
旧型は後部座席を倒してもフルフラットになりませんが、
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新型はキッチリフルフラットが可能です。
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という訳で、先月=527日に我が家にやってきた新型シエラを我々家族になってもらうべく、いろいろ弄り回すことにしました。
まず、せっかくフルフラットになるのだから、物を乗せるときのために「滑りにくい」「見た目がキレイ」「インテリアの樹脂を傷つけない」ラゲッジマットを購入することにしました。

購入したのはHOTFIELDから発売されているJIMNYSIERRA専用のラゲッジマットです。

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後部シートを倒したりおこしたりできるような構造で、7つのパーツに分割されています。
7つのパーツすべての裏側にはマジックシールが貼り付けられていて、その相手方のシールをシエラのラゲッジに位置を合わせて貼り付けるのです。
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マジックシールなのでもちろんビリビリと剥がせます。
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今回は夫婦二人以外の人を乗せないのが前提ですから、この状態で必要な道具類をラゲッジシートに載せてその上からネットをかけられるようにしました。
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メーカーのSUZUKIさんには悪いけど、苗字を「鈴木」と勘違いされるのが嫌なのでこいつも取り除きました。
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新型SIERRAの残念なところを2点ほどあげてみましょうか。
8年乗ったTIGUANと比較しても無意味ですが、主にアクセルペダルに関してSIERRAに少し不満があります。
どちらもAT車ですが、そもそもSIERRAのアクセルペダルが小さ過ぎる!
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そして、TIGUANのアクセルペダルが「オルガン式」なのに対し、SIERRAは「吊り下げ式」であることです。
「オルガン式」は、ペダルのかかと部分が床に固定されており、かかとを中心につま先だけを踏み込んで操作する方式なので微妙なアクセルワークが可能でストレスを感じません。
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※写真は私のTIGUANのペダルではなくオルガン式を説明するためにNetにアップされていて画像をお借りしたものです。

これに対し「吊り下げ式」アクセルペダルはかかとを支点にしてつま先部を踏み込んだり離したりすると足裏とペダル表面がずれて滑るような感覚があり安定感にかける気がするのです。
しかし、吊り下げ式アクセルブレーキペダルはコストが安いことが主な理由で大衆車に多く採用されているようですし、そもそもこれは特に大きな問題ではなく、ただ単に私が慣れ親しんだTIGUANのオルガン式からSIERRAの吊り下げ式に変わったことで、当初違和感があっただけなので、使っているうちに慣れてしまうでしょう。
ただ、ペダルのサイズが小さ過ぎる点は不満なので、近日中に大きなサイズの後付けアルミ製ペダルを探して装着しようと思っています。

②助手席側にあるアシストグリップが運転席側に無い上に、後付けもできないのには相当がっかりです。
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旧型ジムニーとシエラには後付けが可能だったようですが、新型の運転席側にはそもそも取り付けるためのステー金具が付いてないとのことでした。
ガタゴト道を走る際に運転姿勢を直したりするときにアシストグリップは不可欠なパーツだと思うのですがSUZUKIさんは何を考えて省略したのでしょうかね?

次はタイヤについての考察です。
一般的な都会型4WDRV車のタイヤはクロスカントリー走行をしない前提なので、舗装路を乗り心地よく走行可能な扁平率60%以下の幅広タイヤを履いています。
TIGUANライストンは、7J×17インチアルミホイールに扁平率55%の235/55R17のタイヤを履いていました。
女房と息子が「まるで道路に吸い付くように走るクルマだね!」とTIGUANの走りを称賛していましたのも、そもそもそういうキャラクターの味付けをされた車だからです。

これに対してSIERRAは、5.5J/15インチアルミホイールに扁平率80%の195/80R15の幅細タイヤを履いているのです。
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JIMNY16インチなのに何故SIERRA15インチ?

このタイヤのせいだけではなく、ステアリングがTIGUANはラック&ピニオンなのに対しSIERRAはボールナットであること、そしてTIGUANFFベースではあるが常時4WDなのに対しSIERRAは通常FRの後二輪駆動ですが、トランスファーレバー操作で2Hから4Hにシフトすることにより通常はフリー状態の前輪のハブロック+駆動開始というパートタイム式4WDであることが大きな原因で走行感覚は全く違います。

こう考えると、今のSIERRA30年前に私の愛車だったISUZU BIG HORN イルムシャー(ロング)と同じです。
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BIG HORNのタイヤは6JJ/16のスチールホイールにミシュラン205/80Rの幅細タイヤを履いていましたが、扁平率80%もSIERRAと同じですね。
どうりでSIERRAを運転していてなぜか懐かしい感覚になるはずです。
SIERRAのボールナットステアリングもBIG HORN イルムシャーと同じで、そのモア~っとした操舵感は直進性能にはマイナスに働きますが、そもそも古希間近な私にとってはスピードを出すつもりがないので特に問題はありません。
スピードは出しませんから常時4WDでなくても構わないけど、降雪時・積雪時での脱出性能はセンターデフが無いパートタイム式4WDの威力は抜群ですし、台風などによる道路冠水時も最低地上高が210mmであることが優位に働いてくれるでしょう。

ということで、8年付き合ったTIGUANとは全くキャラクターが違うSIERRAとこれからはしばらく仲良く付き合っていこうと思います。

最後にハードとしてのクルマ本体とこれを販売しメンテナンスを受け持つディーラーについての考察です。
全体を100%とした場合、ランクルPRADOを買うと決めた理由の比率を顧みて、クルマ本体の製品力とディーラー力(営業マン力)の比率は5050でした。
ゴルフ5の時は9010でした。
TIGUANの時は4555でした。
そして、今回のSIERRA955です。

何を言いたいかというと、どんなに欲しいクルマでもそれを販売するディーラーと担当営業マンの資質が悪いと買いたくないし、逆にあまり魅力的でないので特に欲しいクルマではないがディーラーがしっかりしていて営業マンの知識や誠意が素晴らしいと、特にクルマ選びにこだわらないならこのディーラーでクルマを買いたいと思う心理の違いです。

全体を100としての案分なのでランクルPRADO5050ですが、気持ちとしては9090あげたいと思っています。
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ゴルフ5については気持ちとしては505という感じでしょうか。
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TIGUANの時は70100でした。VW正規ディーラー最高です

今回のSIERRAに関してはまだ歴史が浅いので暫定的ですが、気持ちとしては805という感じです。
ディーラー力+営業マン力が5とは低すぎると思うでしょうが、それでも自宅から近いディーラーからSIERRAを買いたかったからです。
はっきり言えば、SIERRAのメンテナンスは、可能ならT社かV社にお願いしたいくらいです。

いくつかエピソードはありますが、一つだけ例をあげます。
SIERRAはスマートキーのためプッシュボタンでエンジンスタートしますが、ナビで行き先登録する際に時間がかかるからエンジンをかけずに電源だけ入れる方法を教えて欲しいと伝えたら、その営業マンは「スマートキーを採用しているわが社のクルマは全てその操作ができません!」と言い切りましたよ!?
ホントにびっくりしました。
つまりナビ操作だけでなく、停車中の車内でテレビを見たりラジオを聞いたりオーディオを聴いたりするときはエンジンかけっぱなしにしなければいけないというのです。
そんな馬鹿な!
結果として自分で試行錯誤してやり方見つけました。
要するに、ギヤがパーキングになっている状態で、ブレーキを踏まずにエンジンスタートボタンを押せば、エンジンはかかりませんが電源だけは入るのです。
私は最近までキーを差し込んでひねることでエンジンスタートするクルマしか知らなかったのですが、新しい技術を知っているはずの営業マンがそれを知らないということが不満と言うよりビックリです。
知らないならメカ担当か所長に聞いてくれと言いましたが「いや誰に聞いても同じですよ」と聞きもしませんでした。

この他にもいくつか同じやり取りがあり、がっかりすることが積み重なっている現状です。
SIERRAを買ったディーラーに対する私の評価が100%案分で、クルマ95対ディーラー5なのがお分かりだと思います。
ディーラーの君たち若いんだからもう少し勉強しろよ~
それとも私を何も知らないジジイだと思ってバカにしているのか?
君たちこそユーザーにバカにされるよ!

Good Bye VWティグアン

東日本大震災があった2011311日から19日目の330日に、私にとって2台目の外車であったVW TIGUAN TSIライストン2.0L 4Motionが我が家にやってきました。
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そして先日=526日に、81か月の長きにわたり私たち夫婦の相棒だったTIGUAN TSIライストンとお別れしました。
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それは新車に買い替えるためでしたが、新車のクルマ購入ディーラーの下取り価格が低すぎたので、下取りには出さずカーセンサー経由数社から中古車買取り見積りをとることにしました。
その結果に選んだ業者さんに引き渡したわけです。

TIGUAN TSIライストンはFFベースの4WDで、乗り心地も取り回しの良さもほぼ気に入っていて8年間も乗り続けてしまいました。
唯一気に入らない点は、燃費が悪いことでした(新車時からの通算燃費は7km/L)。

仕事のリタイヤ時に、自分自身のご褒美として買ったTIGUAN TSIライストンですが、その後の8年と1ヶ月で乗った距離はわずか36,866kmでした。
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会社員時代は車を仕事に使うことが多かったので、過去に19年以上にわたって3台のクロカン4WD車に乗りました。
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1度だけFF GOLFに乗ったあとに購入したのがTIGUAN TSIライストンでした。
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数ヶ月以内に古希を迎える私にとって、もう夫婦以外の人間を乗せない(基本的には可愛い孫たちも)=夫婦だけが乗るためのコンパクトな車に乗り換えることを決め、昨年9月にJimny SIERRAを発注しました。

当時の納期見通しは「1.52年以内」ということでしたが、今年の4月にディーラーから連絡があり、5月に納車できるとのことでした。
良かった~、10月の消費税アップや来年3月の車検より前に新車乗り換えできるのでほっとしました。
それにしても、SUZUKIさんは頑張って増産したみたいですね。
当初=20188月時点=の納期は1.52年だったのが9ヶ月で納車されたのですからね。

ということでTIGUAN TSIライストン買い取ってもらった翌日の527日にJimny SIERRAが我が家にやってきました。
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今、私たち夫婦が使いやすいようにいろいろいじくりまわしています。
いっぺんに書くとまとまりがないので、New SIERRAの内容に関しては次のブログにて書く予定です。

Moon Riverでオカリナサウンド比較

私自身としては6年間慣れ親しんだYahoo!ブログが、2019=令和元年12月にサービス停止になるのはとても残念です。
Yahoo!ブログの閲覧者数はアメーバやF2などに比べて少数派なので存続が難しかったのでしょう。

この画像は201929日のブログ「マイページ」画面ですが、マイナーな私のブログにお越しいただく方々が1日あたり多くても50人前後なのに「2日前の訪問者ランキングで上位のためTポイントを差し上げます」という「メッセージが届いたときのものです。
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このメッセージは過去に数回あり、「そんなに少ない訪問者数でもランキング上位になるなんて、全体的にYahoo!ブログは過疎化しているのかなぁ・・」と思っていました。

ブロガーさんたちはそれぞれブログ引っ越し準備を始めているようですし、私のブロ友ノッキーさんはもうすでにF2ブログに引っ越しされました。
私はまだ決めていませんが、今回Yahoo!ブログ友達ノッキーさんとの約束を果たすことにし、これを今回のテーマにします。

実は、昨年末と今年の始めにそれぞれオカリナを購入したのですが、この2つのオカリナで名曲Moon Riverのカラオケをバックに演奏したサウンドYouTubeにアップし、ブログに貼り付けるということです。
という訳で、まずはそのYouTubeMoon River オカリナサウンド比較」=StudioLive版をご視聴ください。


事前にMTRStreo録音済みのカラオケ音源に合わせて、マイク入力にSONYECM23-F3をつなげてオカリナ演奏し、MTRLineOut端子を経由して音声と映像をDVDレコーダーに直接録音録画しました。
この曲の前半に吹いたのは今年購入したTi AmoSTD黒陶AC(アルトC管)で、後半がEL MIGARO STD ACです。
ELMIGAROスタンダードAC(アルトC)をテーマにした過去ブログはこちらです

今年の始めにオカリナ専門店「オカリナハウス」のHPを覗いていたら、Ti Amoスタンダードのトーンホール=指孔のレイアウト変更があり、一部を除いて基本的には「ナイト運指」に変更されたというので即注文しました。
写真は、数年前Net安売り通販で買ったTi AmoスタンダードAC(薄い色)=昔のティアーモ運指=と今回購入したTi Amoスタンダード黒陶AC=ナイト運指=2ショットです。
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同じTi Amoスタンダードなのでふくよかなサウンドキャラクターは継承されていますが、運指が変わったので演奏性はアップしました。

昨年買ったELMIGAROはオカリナハウスで「良品選定」されたものでピッチが安定して満足でしたから、今回のTi Amoスタンダード黒陶ACもオカリナハウスで「良品選定」品を買った次第です。

この画像は2つのオカリナの外観比較です。
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手に持った感じでは、Ti Amoの方が小さめで+軽量で、指孔周辺にガイド用くぼみがあって押さえやすいので子供や女性向きに思えますが、裏の左手親指孔の直径は、ELMIGARO9.2mmに対しTi Amo13.4mmと大きいので、これでは指が細くて小さい子供や女性では穴を塞ぎきれないと思います。
この意味では、指孔が全体的に小さいELMIGAROの方が子供や女性向きだと思います。

サウンドキャラクターとしては、「ふくよかな音」の形容がぴったりなTi Amoに対し、EL MIGAROは輪郭がはっきりしたストレートな音で、特に低音部がきちんと出るのが利点です。
しかし歌口のスリットが狭いため、すぐ結露するので高音がかすれやすいのが難点です。
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対策として、表面活性剤入りのメガネレンズクリーナーをオカリナ洗浄用ブラシで優しく掃除すると結露しにくくなりました。

オカリナ歴3年半の私が学んだもう一つの知恵は、不安定なオカリナのピッチ(音程)をピアノやギターに合わせる技です。
オカリナはメーカーの方針にもよりますが、基本ピッチA=440Hzでは作られておらず442444Hzで作られています。
単音リード楽器であるオカリナが伴奏よりフラットしていたら聴きづらいけど、少しシャープしている方が自然に聴こえるからでしょう。
人間のカラオケも同じです。

しかし、寒い部屋や屋外で冷えた状態のオカリナをいきなり吹くとビックリするくらいフラットした音程の音になります。
反面、ストーブガンガン効いた部屋で吹くと過剰にシャープした音程になってしまいます。
試行錯誤の結果、ズボンや上着のポケットに入れて場合によってはぬるめのホカロンで温めておくとA=442Hzに近づいた音になることを体得しました。

ということですが、先ほどのライヴ演奏版のオカリナサウンド比較の私の演奏音源が今一つ気に入らないので、それとは別に、MTRに多重録音して整音作業したMoon Riverオカリナサウンド比較多重録音版を作ってYouTubeにアップしました。
このバージョンも貼っておきますのでぜひご視聴ください。


ついでに、MoonRiver Key=Cのコード入り楽譜も貼っておきます。

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さて、ブログの引っ越し先をどこにしようかな・・・悩むところです。

ホノルルこんにちは・はじめてのハワイアンソング

26日(水)の夜2137分に、SOUNDHOUSEにギタースタンド2本をNet注文しました。
そしたら、翌日=27日の1510ころに届きました。
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それは私が配達希望時間帯を14001600に指定したせいですが、それにしても夜9時半の注文から18時間以内に届くなんて・・・、しかもギタースタンド2本で税込わずか¥1,468.-なのに、送料無料+代金引換手数料無料だなんて・・・スゴイ!

楽器周辺機器の注文はSOUNDHOUSEに限りますね!
という前振りはこれくらいにして本題です。

京王線府中駅前パブ・こーたろのお店で1月に今年初めてのウクレレジャムセッションがあり、私ももちろん参加してきました。
発足当初はそう広くない店内に20名以上の参加者と持ち込んだ楽器類がところ狭しと溢れて座るスペースすらない状態でしたが、最近では参加者を絞っているせいか10名以下なので演奏しやすい環境になりました。
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このジャムセッションの発足のきっかけはハワイアンだったので、基本的にウクレレメイン(たまにギターのコードカット)でリード楽器はマンドリンスチールギターだけだったそうです。

私は8歳からウクレレはじめましたが、そもそもハワイアンは趣味じゃないし知らないし、大勢がやるウクレレやギターで被りたくないので、私の選曲と私が作った譜面をもとにオカリナで参加しています。

※私のブログプロ―フィールをご参照

https://blogs.yahoo.co.jp/PROFILE/bdC7c2E.d6KSbakQbBNDrSrCFmOwTtI- 


この店でのセッションはバンド活動や発表会ではありませんので、同じ楽器=ウクレレ演奏者数名の中で同じコードやフレーズを弾くよりも違う楽器でオンリーワン演奏するほうが達成感もあって気分が良いものです。

その1月のセッションで、一通り私のオカリナリード曲演奏が終わった後、お店のマスターこーたろさんが「次はこの曲をやろう」と提案しました。
見せてくれたのはこのコード譜でした。
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え~!?私が知らない曲だし、そもそもこれじゃあメロディ分からないよ?・・ですよね。
でも、このお店でのセッションは基本的にこの「コード譜のみパターン」が多くて、初めて演奏するときの障壁となっています。

とは言え、ほかの参加者(こーたろさんのウクレレ教室のお弟子さん+お店のスタッフ+常連さん)たちは演奏慣れしているらしく、すぐに演奏が始まりました。
手持無沙汰な私は黙って聴いていましたが、この曲を気に入ってしまったのです。
私にとって初めてのハワイアンソングです。

早速翌日に、私はこーたろさんにメールで「ホノルルこんにちは」=HonoleleHow do you doのメロディ譜を送って欲しいと伝えました。
そしてFAXで送られた楽譜がこれでした。
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何となくメロディにコードが合っていない気がするので(実際にこーたろさんも2526小節のコードを変更している)、原曲をNet検索して聴くことにしました。
YouTubeでアップされているこの曲はアマチュアハワイアンバンドの演奏動画が多いのですが、あくまでもプロによるレコード・CDでの演奏を探しました。
まあまともだったのは次の3演奏でした。

最初に聴いた男性ボーカルバージョンのこの演奏はノリが良くて楽しい雰囲気は感じます。
男性ボーカルバージョンYouTubeです
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しかし何かの理由でピッチが狂っているらしく、こーたろさんがくれた楽譜と同じKey=Gより低い(でもC#より高い)うえ、演奏スピードが速くベースが聴き取りにくいので参考になりませんでした。

次に参考にしたのがこの女性ボーカルバージョンです。

たぶん日本女性の3人組のコーラスですが、英語の発音の良し悪しはともかく録音状態が良いしメロディやベース音を確認しやすいのでこれを参考にすることにしました。

しかし、この音源を耳コピして譜面化するにあたり4つの問題がありました。
こーたろさんがくれた楽譜(Key=G)と比べて
KeyFである。
②そもそもメロディラインが違い過ぎる。
③メロディラインが違ってもコード進行が同じならいいがそうではない。
これでは「メロディが酷似した別の曲みたい」
④ 歌詞も数か所違っている。

とは言えこのKey=Fの日本女性のコーラスバージョンは聴きやすいので、耳コピしてメロディ譜を書いてコード付けをしました。これがその譜面です
※ちなみに1小節と5小節の1拍目に4分休符を入れるのはやめました。
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KeyFだとC管オカリナで吹けるから都合が良いのです。

最後に3番目に聴いたYouTubeアップ演奏はこれです。
全曲演奏しない中途半端版なので無視しようとしましたが、KeyGだしメロディラインはこーたろさん譜面に近いのでよく聴き直してみました。
すると、前半はこーたろさん譜面どおりで、後半は日本女性三人コーラスバージョンに近いメロディで演奏されています。

そもそもなぜこのように演奏者が違うと(Keyが違うのは当たり前とする)歌詞やメロディラインやそれに付随するコードが違うバージョンが派生するのか?
疑問でした。

推測ですが、日本の民謡や童謡のように譜面化されないまま昔から歌い継がれてきた曲と同じように、地方に広められるたびに変化していった結果だと思うのです。
歌詞が変更されればメロディラインも変わるし、それに付随してコードも変わっていったのでしょう。

ということで、前半はこーたろさん譜面メロディ+後半は日本女性三人コーラスバージョンメロディラインでKey=Fで譜面化し、コード付けすることにしました。
これがその譜面です。
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しかし、こーたろさんのお店で演奏するときはたぶん彼らが演奏し慣れたKey=Gでコード進行もこーたろさん譜面どおりでせざるを得ないと思います。

しかしこれだけは断言します。
知らない曲を覚えてギター・ウクレレ・ベースを演奏する場合、メロディだけでコード付けするより、ベース音を含めた和音を聴き取ってコード付けすべきである、ということです。
どなたかHonoleleHow do you doの演奏をされている方がいらっしゃればご意見をお聞きしたいと思います。

まぁ、四の五の言わずに私自身自身が「本職」の老テク多重録音で演奏すればそれで済むことなんですけどね。
その時はオカリナではなくギターでリードを弾く予定です。


叔父からもらったマンドリンの話

昨年、叔父が東京バラライカアンサンブルのメンバーから引退したと連絡がありました。
叔父は今年の年末に88歳になる高齢で、私の幼少期に、その後の私の楽器演奏と造形活動に多大な影響を与えてくれた人生の恩人です。
過去ブログ「私の叔父、絵画と楽器演奏の恩人」をご参照。

私は叔父に手紙を書いて、演奏活動からの引退を残念に思っていること、そして「長い間お疲れさまでした」の意を伝えました。
そして、以前からお願いしようとしていたことも伝えました。
それは叔父が所有しているマンドリンを譲ってほしいというお願いです。

叔父の専門楽器は「ドムラ」というバラライカ1種で、3弦タイプと4弦タイプがありますが、叔父のものは4弦タイプです。
写真左端が叔父
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その調弦はバイオリンやマンドリンと同じEADG1弦~4弦) なので、叔父はマンドリンも複数所有しているのでその中の1台を譲って欲しいとお願いしました。
そして送られてきたのが、叔父がドイツで衝動買いしたという中古のフラットボディマンドリンです。
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このマンドリンにはケースが付属していなかったとのことですが、昔小学校長だった叔父の人脈の力で、出入りの業者に専用ケースを格安で作ってもらったとのことでした。
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楽器としての全長は607mm、ナット部の指板幅29mm、最大胴体厚み50mm、スケール(弦長)は一般的マンドリンと同じ335mmです。
比較としては不適切ですが、ソプラノウクレレのスケールは342345mmですのでそれより短いのでかなり短く感じます。

写真は私のコンサートウクレレChai.No.9(スケール381mm)との2ショットです。
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フレット幅を比較するとマンドリンのフレット幅がいかに狭いかが分かります。
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また、よく見かけるマンドリンのボディは裏面が球体のように膨らんでいますが、このマンドリンはバイオリンみたいにフラットなのが興味深いですね。

老・四弦奏者を名乗って気取っている私としては、ソプラノウクレレは小さ過ぎて(スケールが短過ぎて)弾きづらいため所有していませんが、今回久しぶりのショートスケール弦楽器を手にして少しワクワク+少し戸惑っています。
試しに「もしも明日が(晴れならば)」のイントロを弾いてみました。
マンドリン専用ピックは小さ過ぎて使い慣れていないのでサムピック(樹脂製)を使いました。
当たり前ですが、ウクレレやギターと違ってコード弾きではなくフレーズ弾きがメインですから頻繁に指を移動しなければいけません。
指板上の指の移動距離と指の着地点=押さえる位置=にギターやウクレレとは明らかな違和感があり、しばらく苦労しました。

マンドリン4つの解放弦音=EADGに、それぞれ同じ音の2つの弦を配置されています。つまり実際は8弦ありますが、同じ音2弦で1近接した2弦を同時に押さえながら運指して演奏します。
従って、短いスケールでも2弦分のテンションを受けるので、しっかり力を入れて弦を押さえないときちんとした音が出ません。

というとても長~い前振りはこれくらいにして、ここからが今回の本題テーマです。

私の女房は、音大卒ではありませんが音楽(ピアノ専攻)で勉強して中学の音楽教師の資格を持っています。
その女房は、私が仕事をリタイヤしてからの話ですが、
ウクレレにチャレンジして断念。
オカリナにチャレレンジして断念。と
いう歴史があります。

のオカリナ断念理由はピアニストがNGとされる「べた指」ができないためオカリナの穴を上手に塞げないからでした。
ウクレレ断念理由は、「コード弾きがメインなので歌か何かのリード楽器が無いと弾いていて面白くない」でした。

その女房が珍しく「マンドリン面白そう」と言い出したのです。
ウクレレと違ってフレーズ(メロディ)弾きがメインなのでチャレンジする気になったそうです。

ここで過去ブログの「前編・四弦楽器の調弦についてマドンナから学ぶ」
と、その後編
をお読みいただきたくお願いします。

この過去ブログで伝えたいことは、ウクレレやギターと違って、マンドリンはバイオリン族と同じ「完全5度楽器」であるということです。

例えば、ギターの5弦(解放弦で低いA)の5フレットを押さえるとDの音(AD4)になり、それは隣の4弦の解放弦と同じ音になりますが、マンドリンの解放弦でA音の2弦(正確に言うと2本ずつ8弦あるうちの3弦と4弦)は7フレットを押さえないと隣の1弦(正確に言うと2本ずつ8弦あるうちの1弦と2弦)の解放弦のE音(AE5)と同じにならないのです。
だから「完全5度楽器」なのです。
そのため、私が60年以上親しんでいるウクレレやギターと違うのでフレーズ弾きで混乱してしまうのです。

しかし幸いなことに、女房はそもそもウクレレもギターも弾きませんので完全4度とか完全5調弦楽器に対して先入観無しの全く白紙の状態でチャレンジができるのが強みとも言えます。
そうか!私がマンドリンを練習するよりも女房が練習して弾けるようになってくれるほうがうれしいし、私のウクレレやギターとのアンサンブルができるので楽しくなる!と気が付いたという訳です。

ということで、私が少し外出している間に女房に自由に弾いてもらうことにしました。
そうしたら私が帰宅後、女房が困った顔をしています。
どうしたの?って尋ねたら、変則的両手使い=基本は左利きで幼少期に強引に右手矯正された女房にとって、左手運指+右手弾きができないというのです。
え~?だって以前ウクレレ弾いていた時、普通に左手運指+右手弾きしてたじゃん、と突っ込みました。
そうしたら女房曰く、ウクレレは基本的にコードカットなので右利きの人と同じように右手でポロンポロン程度のスローカッティング弾きは可能だが、マンドリンでメロディ弾きをするために細かくオルタネートピッキング弾きをするには力も細かな動きにも右腕がついていかないのだそうです。

つまり本来左利きの女房にとって、マンドリンのオルタネート弾きは、利き手の左手なら弾けるとのことでした。
じゃあ、右手でフレットを押さえることはできるの?と聞いたら「それはどちらの手でも同じレベルで可能」とのこと。
生まれつきの左利きなのに、人と違うことでいじめられたり将来社会に出て困ることを心配したご両親が幼少期に強引に矯正したことによって脳の回路が混乱した結果なのだと思い、女房が少し可哀そうになりました。

女房の話では、基本的に両手使いだが、強い力が必要+細かい作業には左手が優勢だが、文字を書くことのみ右手でしかできないそうです。
左手で文字を書くと何故か鏡文字(左右反対の文字)になってしまいます。
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何だか「高齢の叔父からもらったマンドリンの話」から、いつの間にか女房がマンドリンに興味を持ったので女房に渡そうという話になってしまいました。
いずれにせよ、そうであるならば早速マンドリンの弦を左利き用に張替えなければなりません。
近日中にマンドリンの弦について勉強して新しい弦を買ってくる予定です。
ウクレレとオカリナを途中挫折した女房ですので、今度こそは挫折せずに弾けるようになってほしいと願うばかりです。

話は最初に戻りますが、私にマンドリンを送ってくれた叔父は、私がいくらか対価を支払うといっても受け取ってくれないので、何か形のあるものでお礼しようと思っています。
叔父さん、いつも甘えてばかりでごめんなさい。
そしていつもありがとうございます。

ハーモニカとウクレレのクリスマスメドレーアンサンブル

実は、今年の春から卓球を「再開」しました。
「再開」という意味は、中学高校で併せて3年ほど卓球部に所属していたからです。

大学のOB会の大先輩の紹介で、ライバル大学OB会の卓球同好会に参加させていただけることになりました。
卓球は、昔は暗くて地味なイメージでしたが、最近日本の若い選手たちの活躍のお陰でイメージが明るくなったことが私の決心の背景にあります。

ライバル大学OB会の卓球同好会には15名いらっしゃいますが、常時練習参加の方たちは710名ほどでした。
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驚くべきは、古稀少し前の私よりほとんどがご年配で、私より一回り前後上の大先輩がその(私を含む)10名中4名もいらっしゃることです。
私は若いほうから2番目の若輩者なのです。

でも、実際に試合形式でゲームした時に、私の目からウロコが落ちまくりました。
私の次に若い先輩ですら70歳台半ばというメンバーの皆さんは皆上手で「温泉ピンポン」レベルではない本格的な卓球経験があるとしか思えない巧者たちです。
50数年ぶりに卓球を再開した私でも少し練習した結果、それでも何とか先輩たちとほぼ対等に打ち合えるようになりました。
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私はその卓球同好会の忘年会に呼んでいただいた内容が今回のテーマです。

ライバル大学の先輩の中にお一人ハーモニカ演奏の「ほぼプロ」の方がいて、忘年会では毎回カラオケをバックにハーモニカを演奏するのだそうです。
それならば私とアンサンブルしましょうよ・・ってことで、私がクリスマスソングメドレーを譜面にして提案しました。
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発表会やコンサートではないのでパーティー開始の最初の盛り上げ目的の短い時間での演奏です。
ハーモニカ先輩は快く引き受けてくれ、ライバル校同士の先輩後輩による「にわかアンサンブル」が実現しました。
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パーティー会場はカラオケ「ジョイサウンド」で、9名が参加して盛り上がりました。
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カラオケタイムの時、私はせっかく持参したオカリナを吹きたかったので、MoonRiverを歌でなくオカリナで吹きました。

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リバーヴが効いたカラオケルームでのオカリナはとても気持ちが良いものですね~。
クセになりそうです。

動画撮影者がいなかったのでその演奏風景がお見せできないのが残念です。
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しかし近々多重録音で再現してYouTubeにアップしようと思っています。
※この件、ブログ友達のノッキーさんと約束したので必ず実行します。

今回の卓球関連のお付き合いで一つ教訓を受けました。
昭和の時代に現役だった今の7080代の先輩たちは、当時の日本を一瞬でもGDP世界第2位に押し上げた功労者たちでもあるのです。
その先輩方は若者たちから見ればただの年寄りにみえるのは仕方がありませんが、人は年をとった現在でも侮れない「知識」「経験」のみならず「身体能力」がある、という事実を思い知らされました次第です。
自分より年配の方々とお付き合いすることは、同輩・後輩たちと付き合うのと違ってとても新鮮で刺激的な経験だと思っています。

新しいバリトンウクレレ衝動買いしました

会社員時代は、その職務の関係で道具は予備を含めて二つ以上所有することにしていました。
とにかく一つしかないと何らかの理由で使えないときに予備がないととても不安だからです。
PCしかり、クルマ(乗用車)しかり、携帯電話しかり、です。
※女房を愛しているのでもちろん予備を考えたこともありませんよ。

しかし、仕事をリタイアして年金暮らしになってから数年後、倹約の為PCもクルマも携帯も一つにしました。
いまだに一つではないもの⇒一つでは不安なので二つ以上所有しているもの、それはギターとウクレレとベースギターとオカリナとMTR(多重録音機)です。
使わない楽器=戦力外楽器はこの数年だいぶ処分しましたが、それでもベースギターは2本、エレクトリックギターも2本、アコースティックギター2本、ガットギター(クラシックギター)も2本、C管オカリナは5本(その他F管とG管を各1本)所有しています。
ウクレレに関しては、コンサート(High-G)とテナー(Low-G)とバリトンで計3本所有しています。
しかし、もう1本欲しいものがあったのです。
それはサウンドキャラクターが異なる2本目のバリトンウクレレです。
過去ブログ「もう1バリトンウクレレが欲しい」をご参照

バリトンウクレレは、名前はウクレレですが調弦EBGD14弦)なのでギターとほぼ同じです。
多重録音で使用することはあまりないのですが、最近出先でジャムセッションする機会が増えたことで、交通機関で移動するときに手軽な小型ギターを模索した結果、可搬性だけでなく、アンプラグドアンサンブルではウクレレとギターの両方の機能と利点を併せ持つバリトンウクレレのほうが使い勝手が良いと判断したわけです。
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以上、長~い前振りはこれくらいにして本題に入りましょう。
今回「衝動買い」したのは2本目のバリトンウクレレで、LehoLHUB-ASAKです。
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K楽器Netショップから私の自宅付近のK楽器支店に取り寄せてもらって、きちんと試奏して購入を決めました。
下の写真左側は現在所有しているのKALAKA-KBKA-Bではない)、右側が今回購入したLehoLHUB-ASAKです。
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ぱっと見て何だかヘッド以外のデザイン・寸法が同じみたいですね。
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実際に測定してみたら、2本のバリトンウクレレの主要部寸法は全く同じでした。
①スケール:510mm
②ナット部ネック幅:38.2mm
14フレット部ネック幅(ボディジョイント部):47.3mm
④最大胴体幅:260mm
⑤胴体厚み:7080mm

K楽器のリペアマンの話では、KALALehoアメリカ(ハワイ)のブランドですがMade inChinaで、作っている工場も職人も共通なので寸法はほとんど同じとのこと。
ましてあまり多く出回っていないバリトンウクレレは全く同じ寸法でも不思議ではないらしいです。
な~んだ、じゃあKALA持っているのにわざわざ「兄弟」のLeho買っても意味なかったのか~・・と一瞬凹みました。

しかし、この2台の兄弟ウクレレを相互に弾き比べて細部をチェックしてみたら、いくつかの相違点が分かり、明らかに「性格が違う」バリトンウクレレであることが分かってきたのです。
パーツでの大きな違いはKALAのペグがロトマチックタイプ(グローバーやシャーラ―ではない)で、Lehoはオープンギアタイプ(ゴトーではない)であること。
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木材マテリアルに関してはKALALehoで全く違うこので、それがサウンドキャラクターに大きく影響するであろうことが推測されます。
※現時点では弦交換前でエージングも済んでいないため評価できない。

私のKALA KA-KBは、昔YAMAHAが国内代理店だったころに買ったもので現在のカタログには掲載されていませんが、ボディトップ面もサイド・バック面ともはハワイアン・コア合板(KBはコア材のバリトンの意味)、ネックはマホガニー、指板はローズウッドです。
これに対してLehoLHUB-ASAKは、K楽器からの情報では詳細が明記されておらず全ては分かりません(情報の信憑性も低い)が、ボディトップはアカシア単版(本当らしい)で、サイドとバックはアカシアではあるが単版か合板かは不明です。
LehoのネックについてK楽器本店スタッフの話では、マホガニーではなく「ナトーかもしれない」とのこと。
指板に関しては、昔は「ブラックウッド=ローズウッドより硬い木材」だったが現在は不明とのことでした。
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まぁ、マテリアルが何であれ、取りあえずは「演奏しやすい」+「好ましいサウンド」なので、強度的に丈夫で経年劣化が少なければ私にとってはそれで良いのですがね。
そしてなんと言っても、Lehoの最大のセールスポイントはトラスロッドがあることです。
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そもそも店頭ではバリトンウクレレはほとんど展示されていないため、KALAを買ったときは試奏せず(できず)博打を打つ感覚で楽天ショップに注文して入手し経緯があります。
ガットギターは、
※過去ブログ「ギターの種類と呼称についての整理」ご参照
例えば20万超の私のガットギターアントニオ・サンチェスEG-5 630でさえもトラスロッドなどないのが一般的で、ナイロン弦を使うウクレレにあるはずがないと思っていました。
でも今回Leho LHUB-ASAトラスロッドがついていたおかげで、「1フレットを押さえるときのみ発生する弦のビリつき」は直すことができました。

もう一つLehoが良い楽器であることを予感させる点は、ボディ内部の補強材(ネックジョイント部とブレイシング)がKALAに比べて明らかに厚くしっかりしていることです。
新品の時点でよく鳴る弦楽器は、木材=ボディ厚みや補強材が薄く振動しやすいので安物(価格ではなく楽器の資質として)と言えます。
弦楽器は弾きこなしているうちに木がなじんで良いサウンドに成長していくので、その意味ではLehoは安物の音がしないので安心です。
KALAも最初の2年は音が小さいくこもっていましたが、その後メキメキ良く鳴るようになり、今ではライヴやジャムセッションには欠かせない存在になりました。
いずれにせよ、Lehoは買ったばかりなので、ついている弦が新しいうちはしばらく使い、木が弦振動になじんでサウンドが落ち着くのを待つことにします。