老・四弦奏者のエレクトリックギターたち:その2
きのうの続きです。
もちろん、安物です。
そもそもの私の基本理念として、前にも言いましたが、高い楽器は買わない(買えない!)、安い楽器でもいい音楽を演奏できると信じて実践しているからです。
とはいえ、このギターのSpec.は侮れないものがあるので、少し紹介してみます。
ネックは、このタイプでは珍しくメープルです。
ペグはカタログ表記にはありませんが、ゴトーでしょう。ブリッジはチューン・オ・マチック。ピックアップはフロント・リアともにハンバッカータイプで、シングルとの切替えスイッチ付きです。(YAMAHAではバイサウンドという)
628mmのショートスケールで、ローズウッド指板ですが、フィンガリングがとても楽で弾きやすいのです。
横浜のYAMAHAで一目ぼれして、1989年に購入しました。
しかし、YAMAHAの安物ギターのネックとヘッドのジョイントは、ネックの途中でつなぐという手抜きの方法なので、それだけが許せません。でも、形が好きだし、弾きやすいから良いか!って思ってしまったのです。要は、「衝動買い」なのです。
しかし、音が悪いのはアカンと思って、ピックアップを、フロント・リアともDiMarzio(ディマジオ)のカバータイプに取り替えました。
その結果、少しはアグレッシヴな音になったような気もしますが、う~ん・・・
「気は心」程度ですかね?
だって、オリジナルピックアップとの音の比較がすぐにはできないから、ディマジオ効果の確認はできないし、要は「自己満足」の範囲なのでしょう。残念!
つまり、ショートスケールで弾きやすい、音も悪くない、立って弾いたときサマになる、安物だけど一応YAMAHA製だしピックアップはDiMarzioだぞ!というのがウリのギターです。
このギターを使用した録音楽曲は今のところありません。
というのは、このギター購入後、エレクトリックギターでのライヴや録音作業がない期間がしばらく続いたことが主な理由でした。
可哀そうですが、どなたか可愛がっていただける方に適価でお譲りしたいと思っています。