老・四弦奏者のブログ

アラ古希のローテクMusicianのブログです

ジャズベース購入しました

先々週、YAMAHA BB-Xのナットが割れたので、早速横浜のYAMAHAまで修理に持ち込みました。
18日の日曜にYAMAHA横浜店から電話があり、ナットはすぐ直るが、ネックがかなり重症な順反りです、とのことでした。
え?トラスロッドで調整できないの?って聞くと、「ロッドの回し代がもうない状態で、しかもかなりの順反り」で、直すには、トラスロッド交換で57万円はかかるとのことでした。
え~!そんな!
30余年もそばにいてくれたYAMAHA BB-Xですが、弾かない時、弦をろくに緩めなかったツケが回ったのでしょう。
もう少しいたわってあげれば良かったな、と後悔しました。
YAMAHAの担当の方がおっしゃるには、ネックをヒート処理して反りを直す方法があるので、完全に修復はできないが、やってみる価値はあります、とのこと。
それって、いくらかかるの?とお聞きしたら、ナット交換込みで約1万円ですという回答でした。
ああ良かった、その位の出費で直るならと思って、そのヒート処理をお願いしました。
しかし、ベースギターが1本だけで予備がないのは不安です
そこで、え~い!新しいベース買っちまおう!と決心したのです。
YAMAHABBシリーズでMADE IN JAPAN30万円以上のクラスで、それ以外はスリランカあたりで製造しているとのことでした。
しかも30万円クラスは今品切れで、いつどれだけ入荷するか未定とのこと。
わざと品薄状態にして、値崩れを防ぐメーカーのやり方です。
そこで、ネット検索してYAMAHABB に近いスタイルとPJピックアップレイアウトのものを探した結果、FENDER JAPANジャズベースのLimited Editionを見つけました。
今朝、都心まで出かけ、30分ほど試奏したあとに購入することにしました。
年金暮らしの老人の買い物ですから、5万とか6万ではないにしろ、20万、30万もかけられませんのでその真ん中あたりより少し安い価格でした。
でも、試奏した限りでは十分身の丈にあったベースであると思います。
以下、少しリポートしてみましょうか。て言うか、聞いてくださいよ。
全体のイメージはこんな感じです。
イメージ 1
ボディ材は少し変わっていて、アルダーバックのコアトップです。
イメージ 2
見た目は美麗っちゃ美麗だけど、コアトップって初めてだけどフツーはメープルじゃないの?
お店の若いスタッフは「問題ないです」というしかない。
当たり前だよね、まあいいか。
ストラップをかけて立って演奏してみるとYAMAHA BB-Xの弾き心地に近いけど、明らかに違うのは、アーチドトップのボディ、184Rのアール形状を持つフィンガーボードでしょう。
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何となく自分がうまくなった錯覚をするほどの弾き心地です。
ヘッドはオーソドックスでスタンダードなジャズベースを彷彿とさせるデザインです。
MADE IN JAPANですが、FENDER JAPANというロゴがない方がなんとなくホッとするのは、私も俗っぽい人間でブランド志向なのでしょう。
ペグはゴトーっぽいですね。
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MADE IN JAPANはこんなところに控えめにありました。
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FENDER オリジナルハードケースではなく、布張りの安物セミハードケースもついで買いしました。
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お店の若いスタッフは、FENDER JAPANは値引代がないといってあまり安くしてくれませんでしたが、こんなフレットガードカバーをくれました。
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ストラップはおまけにつけてくれなかったので、別途別のお店で買う予定です。
なお、肝心なサウンドYAMAHA BB-X同じPJピックアップレイアウトなので、音もよく似ていて違和感はありません。
ベースは最近弾いていないので、ウクレレやギターと段違いな弦のテンションの強さに慣れ、フレットの長い移動距離感覚を取り戻すべく、これからしばらくは毎日弾くことにします。
ピアニストの女房がよく言っていました。
ピアニストが1日練習を休むと、遅れを取り戻すのに練習10日分かかる。
知人のMusicianからはこう聞きました。
バイオリンを1日弾かないと、同じレベルに戻るには練習に20日分かかるのだそうです。
ギターもベースも同じですよね、まして私はアマチュアなんだから・・・

なお、YAMAHA BB-Xの修理が済んで戻ってきても、引退はさせるつもりはありません。
腰が曲がった(順反り)くらいでサウンドが劣化した訳ではないし、まだまだ現役です。
むしろ、今回のジャズベが予備のつもりです。